第18回世界ジュニア女子選手権大会(U-20)

RESULTS

試合結果

最終順位

  1. ドミニカ共和国
  2. ブラジル
  3. イタリア
  4. 日本
  5. セルビア
  6. ペルー
  7. ロシア
  8. ブルガリア
  1. 中国
  2. トルコ
  3. チャイニーズタイペイ
  4. チェコ
  5. キューバ
  6. プエルリコ
  7. メキシコ
  8. エジプト

日本の試合結果

9月19日 日本×イタリア 3位決定戦
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本 0 26 22 19
イタリア 3 28 25 25

【第1セットのスタメン】

【戦評】

第18回世界ジュニア女子バレーボール選手権大会(U-20)3位決定戦。日本は、1次リーグ戦で対戦し破れたイタリアと再戦した。第1セット、イタリアの両サイドからの打点の高いアタックに対して日本はネットの幅を利用してトスを散らす攻撃で対応。デュースにもつれ込んだが、最後は強力なブロックに行く手を阻まれ、第1セットを落とした。第2、3セットも、日本はコースを突くサーブでイタリアのサーブレシーブを乱したが、ハイセットからの強打を決められ、なかなか試合を支配することができない苦しい試合展開となった。逆にスパイクレシーブで粘っても最後はイタリアの強健なブロックにシャットアウトされるなど、防戦に苦慮する場面が多くなり,第2、3セットもイタリアに奪われ、セットカウント0-3のストレートで敗れた。その結果本大会を4位で終え、白井美沙紀選手がベストセッター賞に選ばれた。

第1セット、出だしから白井がうまくトスを散らし高野由里加や橘井友香などのスパイカーを両サイドやミドルから攻撃させた日本に対して、イタリアは両サイドから高い打点の攻撃を仕掛け一進一退の展開となった。中盤コースを突くサーブがアウトになり、なかなかペースを掴みきれない日本に対して、センターからの攻撃や軟攻を交えたイタリアが13-16とリードして2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。終盤、キャプテン・柳田光綺が踏ん張り21-23から連続スパイクで同点に追いつき、その後26-25とセットポイントを迎えたが、イタリアの逆襲に合い追いつかれた日本は、26-28と第1セットを失った。

第2セット、序盤から速攻を交えたイタリアの攻撃に加えて、足の長いサーブに苦戦した日本は4-9となったところで1回目のタイムアウトを要求。その後若干落ち着きを取り戻した日本。柳田のスパイクで中盤はほぼ互角の点の取り合いとなったが、なかなか点差は縮まらない。終盤15-20となったところで廣瀬七海を投入して追い上げを図ったが、フェイントを交えた攻撃にいなされる形で、第2セットも22-25とイタリアに押し切られた。

第3セット、後のない日本は丸尾遥香をコートに送り出した。出だしからイタリアのブロックで2失点と苦しい立ち上がりとなったが、相手ミスに加えて丸尾のブロックで8-7とリードして1回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。中盤、間橋香織のスパイクなどで加点したが、イタリアの単独ブロックに行く手を阻まれ試合を支配できないまま14-18となったところで日本ベンチは2回目のタイムアウトを要求。その後柳田の連続スパイクで19-23と追いすがったが、最後もサイドからのスパイクがイタリアのブロックにはね返されて19-25と第3セットを失った。

9月18日 日本×ブラジル セミファイナルラウンド(1-4位)
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本 0 18 15 21
ブラジル 3 25 25 25

【第1セットのスタメン】

【戦評】

第18回世界ジュニア女子バレーボール選手権大会(U-20)セミファイナルラウンド(1-4位)。2次リーグ戦F組2位でセミファイナルラウンド進出を果たした日本は、同E組1位のブラジルと決勝戦進出を懸けて戦った。日本のお株を奪うディフェンスの堅実さと、パワーのあるオフェンスが噛み合ったブラジルに対して、日本は頼みのサーブレシーブが崩されると十分な状態で攻撃できず、ミスを頻発する苦しい戦いを強いられ、セットカウント0-3のストレートで敗戦を喫した。次戦は9月19日17時30分(日本時間20日6時30分)より、1次リーグ戦で対戦し破れたイタリアと銅メダルを懸けて3位決定戦を行う。

第1セット、立ち上がりは廣瀬七海が踏ん張りを見せ、1回目のテクニカルタイムアウトを7-8とブラジルの一歩リードで迎えた。しかし、ブラジルの8得点中5点が日本のミスによるもので、日本のベンチもその挽回に苦慮し8-11となったところで1回目のタイムアウトを要求した。中盤、キャプテン・柳田光綺が果敢にブラジルコートにアタックを仕掛け12-14と追い上げると、ブラジルもタイムアウトを要求。その後は調子を取り戻したブラジルに試合を支配されると、18-25で第1セットを落とした。

第2セット、日本は橘井友香、中田紫乃を先発から起用し、ペースを取り戻しにかかった。序盤からブラジルの堅いブロックを避けた日本のスパイクがラインを割る場面が目立ち、4-10となったところで日本は1回目のタイムアウトを要求。これで若干落ち着きを取り戻した日本は、中田や柳田のスパイクで中盤はほぼ互角の点の取り合いとなったが、なかなか点差は縮まらない。逆に終盤コースを狙ったサーブがアウトになるなど失点が重なり、第2セットも15-25とブラジルに押し切られた。

第3セット、丸尾遥香と小野寺友香をコートに送り出した日本。出だしはサイドアウトの応酬であったが、徐々に柳田のスパイクが機能し、8-7とこの試合初めて先行して1回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。しかしその直後ブラジルの堅いブロックの前に8-11と逆転されてしまい、その後は途中出場した廣瀬のスパイク等で必死の追い上げを図ったが、要所のミスでリズムに乗り切れない日本は20-21と粘るのが精一杯。終盤はサイドアタッカーがブラジルのブロックにつかまり、日本は21-25と第3セットも失った。

9月17日 日本×ブルガリア 2次リーグ戦
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
2勝1敗
3 25 25 28
ブルガリア
3敗
0 16 12 26

【第1セットのスタメン】

【戦評】

第18回世界ジュニア女子バレーボール選手権大会(U-20)2次リーグ戦の第3戦。F組の日本はブルガリアと戦った。日本は第1、2セットを先取したが、第3セットはブルガリアの反撃を許しデュースまで追い込まれたが、最終的にはブルガリアを突き放しセットカウント3-0と勝利した。その結果、2次リーグ戦F組を2位で通過した。次戦は9月18日20時00分(日本時間19日9時00分)より、ブラジルとセミファイナルラウンド(1-4位)を戦う。

第1セット、出だしからキャプテン・柳田光綺や間橋香織のスパイカー陣が好調で次々と加点して8-3と1回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。中盤ブルガリアの足の長いサーブにサーブレシーブが乱されて2回目のテクニカルタイムアウトでは16-12と若干差を詰められた。しかし終盤、間橋のスパイクでブルガリアを突き放し、最後も間橋のサーブポイントが相手レシーブを弾いて25-16と第1セットを先取した。

第2セット、序盤から廣瀬七海のスパイクが相手のブロックを打ち破り5-2となったところでブルガリアがタイムアウトを要求。それでも日本の猛攻は止まらず間橋のサーブ時に自身のサービスエースや廣瀬のスパイクによる得点で5得点して11-4となったところでブルガリアは早くも2回目のタイムアウトを使い切った。終盤も柳田のサーブなど4連続得点。22-8と大きく差を広げた。最後も廣瀬の打点の高いスパイクで25-12と第2セットも連取した。

第3セット、出だしはサイドアウトの応酬となり5-3と推移したが、日本はサーブやスパイクのミスを出し、さらにブルガリアのサーブに苦戦し5-9と逆転を許した。その後、金森晴香のスパイクや間橋のブロックで10-12と追いすがり、後半はサイドアウトの応酬で20-23まで進行した。ここで間橋のサーブが相手レシーブを崩し、返ってきたところを廣瀬のスパイクで24-23とついに逆転した。しかしブルガリアも意地を見せデュースにもつれ込んだが、最後は中田紫乃のスパイクがブルガリアのブロックを弾いて28-26で第3セットを奪った。

○第18回世界ジュニア女子バレーボール選手権大会(U-20)2次リーグ戦(F組) 最終順位

1位:ドミニカ共和国(3勝0敗、勝点9)
2位:日本(2勝1敗、勝点6)
3位:ペルー(1勝2敗、勝点3)
4位:ブルガリア(0勝3敗、勝点0)

9月16日 日本×ペルー 2次リーグ戦
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
1勝1敗
3 25 26 25
ペルー
1勝1敗
0 20 24 17

【第1セットのスタメン】

【戦評】

第18回世界ジュニア女子バレーボール選手権大会(U-20)2次リーグ戦の第2戦。F組の日本はペルーと戦った。本大会の5試合において失セット0と好調をキープしている全勝のペルーに対して、日本は伸び伸びとしたプレーでコートを躍動し、セットカウント3-0のストレートで勝利した。次戦は9月17日17時00分(日本時間18日6時00分)より、ブルガリアと2次リーグ戦3戦目を戦う。

第1セット、出だしは両チームともスパイクやサーブのミスが頻発したが、キャプテン・柳田光綺のスパイクなどが決まりし11-7と日本が混戦を抜け出した。後半にかけても日本の勢いは止まらず、廣瀬七海が躍動しこのセットだけで10得点を叩き出し、第1セットを25-20と幸先良く先取した。

第2セット、ペルーのサイドからの強力なスパイクがクロスに決まり1-5とリードを許した日本。堪らず日本はタイムアウトを要求した。落ち着きを取り戻した日本は、高野由里加のスパイクやブロックによる得点で7-7とペルーに追いついた。中盤は一進一退の点の取り合いとなり16-15と我慢してきた日本だったが、ここからペルーの高いブロックが日本のスパイカー陣に立ちはだかり4失点を喫し18-22とした。終盤、日本は粘り強いレシーブで廣瀬にボールを集め24-:24と追いつかれてデュースになったが、最後は26-24とペルーを突き放して第2セットを連取した。

第3セット、出だしから廣瀬と間橋香織の攻撃陣が好調で6-2と先行した。しかしペルーも意地を見せスピードあるサーブで日本のサーブレシーブを乱し7-8と1回目のテクニカルタイムアウトを奪った。その後、中盤は両チームともミスが目立つ大味な試合展開となり、16-16で日本がタイムアウトを要求。ゲームの立て直しを図った。その甲斐あって廣瀬のサーブ時に柳田のスパイクや廣瀬のサーブによる連続得点などで24-16と得点を伸ばした。最後も廣瀬のバックアタックがペルーコートに突き刺さり、25-17で第3セットを取った。

9月15日 日本×ドミニカ共和国 2次リーグ戦
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
1敗
0 22 15 14
ドミニカ共和国
1勝
3 25 25 25

【第1セットのスタメン】

【戦評】

第18回世界ジュニア女子バレーボール選手権大会(U-20)2次リーグ戦の第1戦。F組の日本はドミニカ共和国と戦った。1次リーグ戦D組でブラジルを退けて1位で通過したドミニカ共和国に対して、日本も果敢に戦いを挑んだが、両サイドからの強烈なスパイクと高さのあるブロックに圧倒され、セットカウント0-3で敗れた。次戦は9月16日19時30分(日本時間17日8時30分)より、ペルーと2次リーグ戦2戦目を戦う。

第1セット、本大会サーブが好調の日本は、開始早々間橋香織のサーブでポイントが入り幸先の良いスタートを切った。ドミニカ共和国もブロックで得点を重ねたが、日本も金森晴香の移動攻撃で対抗し、1回目のテクニカルタイムアウトは8-5と日本が先行した。その後も間橋のサーブや中田紫乃のスパイクが冴えて、2回目のテクニカルタイムアウトも16-11と日本が獲得した。しかし、その後日本のスパイクミスからドミニカ共和国が調子を取り戻しすぐさま16-16と追いつかれた。終盤は一進一退で進行したが、日本が粘れたのも22-22まで。最後は連続スパイクミスで3点を献上して22-25と第1セットを落とした。

第2セット、ミドルブロッカーに高野由里加。サイドアタッカーに廣瀬七海を起用し、挽回を図りたい日本。しかし日本は相変わらずミスが散発する出だしとなり0-4となったところで日本はタイムアウトを要求。これで一息ついた日本は高野や中田のスパイクなどで挽回し、8-7と1回目のテクニカルタイムアウトをものにした。しかし、タイムアウト明けにドミニカ共和国の前後にコントロールされたジャンプサーブに手を焼き、8-11と逆転を許し徐々に点差を広げられた。最後はブロックなどにより7失点を喫して第2セットも15-25と落とした。

第3セット、3-3まではサイドアウトの応酬となったが、サーブレシーブが乱れ攻撃が単調になった日本は、ドミニカ共和国にブロックなどで一気に8連続得点され、3-11と引き離されてしまった。後半は相手のフローターサーブに手を焼き6連続失点し万事休す。最後も日本のサイドからのスパイクがドミニカ共和国の高いブロックにはじき返され14-25と第3セットを失った。

9月13日 日本×イタリア 1次リーグ戦
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
2勝1敗
1 25 21 9 24
イタリア
3勝
3 21 25 25 26

【第1セットのスタメン】

【戦評】

第18回世界ジュニア女子バレーボール選手権大会(U-20)。1次リーグ戦C組の日本はイタリアと同組の1位を懸けて1次リーグ戦最終戦を戦った。第1セットはイタリアのスパイクミスなどに助けられると、コースを突くサーブが功を奏して日本が先取した。しかし、徐々に調子を上げてきたイタリアのジャンプサーブと高いブロックに試合の指導権を奪われ始めると日本は防戦一方となり、続く第2、3セットを失った。このままでは終われない日本は第4セット、キャプテン・柳田光綺が踏ん張り互角の戦いを繰り広げると、デュースまで持ち込んだ。しかし、最後はサイドアタッカーの攻撃がイタリアの分厚いブロックに跳ね返され、セットカウント1-3で敗戦。1次リーグ戦C組を2位で戦い終えた。次戦は9月15日17時00分(日本時間9月16日6時00分)より、ペルー(1次リーグ戦B組1位)と2次リーグ戦(F組)1戦目を戦う。

第1セット、序盤は両チームともにミスが散発し、大味な試合展開となった。1回目のテクニカルタイムアウトは6-8でイタリアが取ったが、金森晴香のスパイクと連続サービエースで追い付くと、さらに中盤には柳田のアタックで一歩抜け出した。日本はそのまま得点差を広げて逃げ切り、25-21で第1セットを先取した。

第2セット、イタリアの高さのあるスパイクが徐々にパワーを増し日本のコートに突き刺さると、1-5と一気にリードを奪われた。日本はタイムアウトを要求すると、少し落ち着きを取り戻し5-6と挽回したが、アタックミスなどでどうしてもリズムに乗りきれず、イタリアに先行される苦しい展開となった。終盤、イタリアのジャンプサーブに連続ミスが出ると、柳田のアタックなどで21-22まで追い上げたが、最後は日本のサイド攻撃が連続してイタリアの高いブロックに跳ね返されて、21-25で第2セットを失った。

第3セット、第2セットと同様にイタリアのパワフルなスパイクと時折交えるフェイントに手を焼いた日本。さらにジャンプサーブにサーブレシーブを崩されると、不十分な状態でのアタックが高いブロックに阻まれる苦しい展開を強いられた。3-7となったところでタイムアウトを取ったが、得点差は広がる一方となった。その後はイタリアにブロックで6得点を許すなど、最後まで相手のペースを崩すことができず、9-25と第3セットを大差で失った。

第4セット、何とか第3セットの嫌なムードを変えたい日本は、ミドルブロッカーに高野由里加、セッターに小野寺友香を先発させた。このセットもイタリアのジャンプサーブが好調で、5-8と最初のテクニカルタイムアウトをイタリアのリードで折り返した。その後、中田紫乃や間橋香織のアタックなどで必死に追いすがり21-23とすると、さらに柳田が踏ん張りアタックで3得点を挙げ、デュースまで持ち込んだ。しかし、最後もサイドからのアタックがイタリアの高いブロックに叩き落され、24-26と第4セットを失った。

◯第18回世界ジュニア女子バレーボール選手権大会 1次リーグ戦C組 最終順位

1位:イタリア(3勝0敗)
2位:日本(2勝1敗)
3位:チャイニーズタイペイ(1勝2敗)
4位:エジプト(0勝3敗)

○2次リーグ戦(1-8位)組分け

E組: ロシア(A組1位)、セルビア(B組2位)、イタリア(C組1位)、ブラジル(D組2位)
F組: ブルガリア(A組2位)、ペルー(B組1位)、日本(C組2位)、ドミニカ共和国(D組1位)

9月12日 日本×チャイニーズタイペイ 1次リーグ戦
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
2勝
3 25 25 26
チャイニーズタイペイ
2敗
0 18 17 24

【第1セットのスタメン】

【戦評】

第18回世界ジュニア女子バレーボール選手権大会(U-20)1次リーグ戦。C組の日本はチャイニーズタイペイと本大会第2戦を戦った。第1,2セットは、両チームともミスが散発し、なかなか自分たちのペースに乗り切れない大味な試合展開となった。しかし持ち味のディフェンスで要所を凌いだ日本がサイドにボールを集め、一気にタイペイを突き放して2セットを連取した。逆に第3セットはサーブレシーブが乱され相手に先行される苦しい展開となり、一時は23-24とセットポイントを握られた。しかし、最後は日本の決定力が勝り逆転で第3セットをものにし、3-0のストレートで勝利した。次戦は9月13日19時30分(日本時間14日8時30分)より、イタリアと1次リーグ戦3戦目を戦う。

第1セット、出だしは両チームともミスが散発する試合展開となった。しかしプレーの堅実性に勝る日本が廣瀬七海のスパイクなどで加点して10-5となったところで相手はたまらずタイムアウトを要求。その後、丸尾遥香のサーブでポイントを稼ぎさらに突き放し、終盤は廣瀬や中田紫乃の両サイドアタッカーが気を吐き、第1セット25-18と日本が先行した。

第2セット、日本は相手の足の長いサーブにサーブレシーブが乱される苦しい出だしとなったが、サイドアウトを繰り返し9-9まで何とか凌いで互角の展開となった。ここから間橋香織のサーブを契機に廣瀬のスパイクなどで6得点を挙げた日本が混戦から抜けだし、21-16と主導権を握った。最後も間橋のスパイクなどで相手を突き放して、第2セットも25-17と日本がものにした。

第3セット、第2セット同様に相手のサーブに悩まされた日本。8-8まではキャプテン・柳田光綺のスパイクなどで一進一退の展開を保ったが、連続スパイクミスをきっかけに9-14と相手に先行を許した。廣瀬や柳田のサイドアタッカー陣にボールを集め反撃した日本に対して、相手も足の長いBクイックなどで対抗して日本の先行を許さず、21-23となった。ここで相手のサーブミスとダイレクトボールを白井美沙紀が押し込み、23-23とこのセットようやく追いついた日本。1度はスパイクで23-24と相手にセットポイントを握られたが、廣瀬のスパイクでデュースにし、柳田のスパイクでマッチポイントを握ると最後は相手のスパイクが大きくラインを割り、第3セットを苦しみながらも26-24と逆転で日本が取った。

9月11日 日本×エジプト 1次リーグ戦
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
1勝
3 25 25 25
エジプト
1敗
0 12 8 10

【第1セットのスタメン】

【戦評】

第18回世界ジュニア女子バレーボール選手権大会(U-20)1次リーグ戦。C組の日本はアフリカ代表のエジプトと本大会初戦を戦った。第1セットの出だしは若干硬さが見られた両チームであったが、地力に勝る日本がペースを掴むと、その後は試合を支配しセットカウント3-0のストレートでアフリカ王者・エジプトを一蹴した。次戦は9月12日19時30分(日本時間13日8時30分)より、チャイニーズタイペイと1次リーグ戦2戦目を戦う。

第1セット、白井美沙紀のサービスエースで幸先よく得点した日本は、動きに硬さの見えるエジプトのミスも手伝って、8-2で最初のテクニカルタイムアウトを迎えた。日本にも力みがあるのか、スパイクがエジプトのブロック陣に捕まり12-9と詰め寄られたが、そこからキャプテン・柳田光綺のバックアタックを含めた攻撃で本来の調子を取り戻すと、16-12の場面から白井の9連続サーブ中に、橘井友香のスパイクなどで着実に加点し、25-12で第1セットをものにした。

第2セット、日本は立ち上がりから猛攻をしかけ、エジプトにまともにプレーする機会をほとんど与えずに試合を進めた。このセット先発の間橋香織とバックアタックを得意とする廣瀬七海にトスを集めると、両選手が合わせて13得点を叩き出す活躍で、25-8と2セット連取に成功した。

第3セット、選手を大きく入れ替えてスタートした日本。立ち上がりは相手のミスも手伝って3-0とリードを奪ったが、エジプトに連続サービスエースを奪われると、3-4とこの試合初めてエジプトにリードを許した。これで闘志に火が付いた日本。間橋、中田紫乃がエジプトのレシーブの手を弾くアタックを要所で決めてリードを広げた。最後は廣瀬が豪快にスパイクを打ち込み、25-10で第3セットを取った。