全日本ジュニア女子チームの候補選手が強化合宿を実施
全日本ジュニア女子チームの候補選手による強化合宿が1月23日(月)から27日(金)まで、味の素ナショナルトレーニングセンター(東京都北区)にて行われました。
「春の高校バレー」を終えて最初の招集となった全日本ジュニアチームの合宿には、大学1年生・高校3年生を中心に14名の選手が参加。Team CORE女子の安保澄監督らの指導のもと、選手たちは練習に打ち込みました。
合宿最終日となった本日27日(金)は午前中のみ練習を行いました。セルフコンディショニングとして身体の状態や柔軟性などを各自が入念にチェックしたあと、対人パスなどのウォーミングアップを行いました。ウォーミングアップでは、股関節周りの柔軟性を高め、選手同士のコミュニケーションを促すことを狙いとした「リフティング」も取り入れられました。
続いて選手が2つのグループに分かれ、サーブレシーブ練習とスパイク練習を行いました。スパイク練習ではブロックアウトやブロックの間を抜くスパイクを打つことを重点に置き、アタッカーがセッターと連携を確認しながらスパイクを打ち込みました。
◆安保澄全日本ジュニア女子チーム監督
「本合宿では、攻撃面ではブロックアウトの技術、ディフェンス面ではセッティング、ブロックフォローに重点を置いて練習を行った。初日から徐々に求めるレベルを少しずつ上げて、発展的に戦術を上積みしていくことができた。(国際大会では)高いブロックがあるのが当然で、夏に控える世界ジュニア女子選手権では日本が最も身長の低いチームになることが予想されるので、世界の高いブロックを相手に精度の高い技術を身に付けておかなければならない。将来全日本チームの選手として世界を相手にしたときにも役に立つように、精度の高い技術をそれぞれのベースに持っていてほしい」
◆松井珠己選手
「(大学生は自分のみだが)下の学年の選手はみんな巧くて刺激を受ける。この年代でチームを編成して付き合いの長い選手が多いが、みんな初めての顔合わせの時よりもコミュニケーションがしっかり取れている。これから大会に向けてよりよくなっていけると思う。最年長者だということはあまり気にせず、『みんなで頑張ろう』という気持ちでやっている。(セッターとして)プレーの面では、自分の持ち味である早いトスや、ミドルを生かしたトスが強みなので技術を磨いていきたい」