国際大会

フルセットの末、中国を破り開幕9連勝でファイナルラウンド進出を決める 男子ネーションズリーグ

「バレーボールネーションズリーグ2023」予選ラウンド第3週フィリピン大会初戦。7月4日(火)にFIVB世界ランキング6位(試合開始前時点)のバレーボール男子日本代表チームは同22位の中国と対戦し、セットカウント3-2(24-26、25-23、21-25、25-23、15-12)で勝利。開幕から連勝を9に伸ばし、ファイナルラウンド進出を決めました。

第1セット序盤は日本が試合を優位に進めます。髙橋藍選手や小野寺太志選手のサーブでリードを得るとサーブレシーブも安定し、18-9と大きくリードします。しかし中国がタイムアウトで流れを切ると、強いサーブで積極的に攻め込んできます。日本はサーブレシーブが崩れ始めると、中国の高さのあるブロックが決まり第1セットを奪われます。第2セットは第1セットと同様に中国のサーブに苦しめられ、中国優勢で試合が進んでいきます。日本は大塚達宣選手を投入すると、パイプ攻撃でブレイクポイントを取り流れを変えることに成功。一気に同点に追いつくと勢いそのままセットを奪い返します。第3セットは中盤、日本にミスが出る一方、波に乗る中国が集中力を高く維持し、サーブやブロックが冴えわたりセットを取り返します。第4セットでは日本は宮浦健人選手をスタートから起用します。徐々に流れを掴んでいき、中盤に逆転に成功すると、最後は中国のミスで日本がフルセットに持ち込みます。最終第5セットは好調の宮浦選手のスパイクが決まると、関田誠大選手の積極的なトスワークで中国のブロックを揺さぶります。日本が従来のリズムを取り戻し、そのまま崩れることなくフルセットで勝利しました。開幕から連勝を9に伸ばしファイナルラウンド進出を決めました。

男子日本代表チームの次戦は7月7日(金)にFIVB世界ランキング10位(試合開始前時点)のオランダと対戦します。ファイナルラウンド進出を決め、勢いに乗る男子日本代表チームへ、引き続きテレビの前から熱いご声援をお送りください。

<次戦>
7月7日(金)20:00 日本×オランダ

写真提供:FIVB