国際大会

昨年の世界選手権王者・イタリアに敗れ、連勝は10でストップ 男子ネーションズリーグ

「バレーボールネーションズリーグ2023」予選ラウンド第3週フィリピン大会3戦目。バレーボール男子日本代表チームはFIVB世界ランキング3位(試合開始前時点)のイタリアと7月8日(土)に対戦し、セットカウント1-3(27-29、26-28、25-23、20-25)で敗れ、ネーションズリーグ初黒星を喫しました。

昨日のレシーブでの負傷の影響もあり、髙橋藍選手に替えて大塚達宣選手をスタートに起用して臨みます。第1セットから互いに高い守備力を発揮し、ラリーが続く場面が多く、緊迫した試合展開となります。スタメンに抜擢された大塚選手はレシーブにスパイクにと攻守で活躍をみせていきます。試合終盤、リリーフサーバーとして入った宮浦健人選手のサービスエースで日本がセットポイントを握る場面もありましたが、イタリアの強烈なサーブとブロックを破ることができず、イタリアにセットを先取されてしまいます。続く第2セット序盤は西田有志選手がサービスエースを要所で決めて13-9と日本がリードしたまま試合が進んでいきます。しかし、終盤の長いラリーをイタリアが制すると、サービスエースやツーアタックでデュースに持ち込まれ、その勢いのままセットを奪われてしまいます。後がない日本は高い集中力で守備から攻撃につなげていきます。終盤に西田選手の活躍で一歩リードすると、最後は石川祐希選手が攻守で存在感をみせ、セットを奪い返します。第4セットは中盤まで日本がリードする展開となりますが、終盤の勝負所で再びイタリアが底力をみせ、流れを持っていかれてしまいます。最後までイタリアのサーブと高いブロックに阻まれ20-25で試合終了。セットカウント1-3で日本が敗れ、連勝は10でストップしました。

男子日本代表チームの次戦は本日7月9日(日)にFIVB世界ランキング1位(試合開始前時点)のポーランドと対戦します。世界の競合と戦う男子日本代表チームへ、引き続きテレビの前から熱いご声援をお送りください。

<次戦>
7月9日(日)20:00 日本×ポーランド
BS-TBSで19:30から放送

写真提供:FIVB