全勝で大会を終え、世界U17女子選手権大会の出場権を獲得 第1回アジアU16女子バレーボール選手権大会
7月1日(土)に杭州(中国)で開幕した「第1回アジアU16女子バレーボール選手権大会」は8日(土)に最終日を迎えました。U16女子バレーボール日本代表チームは予選ラウンドからセミファイナルラウンドまで全勝で勝ち進み、ファイナルラウンド決勝で中国と対戦。セットカウント3-1(25-19、25-22、17-25、25-19)で勝利し、初代チャンピオンに輝きました。
第1セットは出だしから溝上愛那選手のAクイックや忠願寺莉桜選手のバックアタック、紅野花歩選手のブロックで好スタートを切ると、狙いを絞ったサーブで相手を崩し、ゲームをコントロールしていきます。その後もスパイクのコースを読んだブロックと連携したレシーブが機能し、着実に得点を重ね25-19で1セット目を獲得します。続く第2セットは、序盤中国に走られる場面もありましたが、馬場柚希選手のブロックや工藤光莉選手のサービスエースなどで攻めた日本が連取します。第3セットは後がない中国がエースを軸とした攻撃で勢いに乗ります。日本も吉井美樹選手のサービスエースなどで粘りをみせますが、17-25でこのセットを失います。第4セットはスタートから工藤選手と馬場選手のレフトからのスパイクや、紅野選手のブロックが決まり日本が優位に試合を進めていきます。最後はキャプテン・馬場選手がレフトからストレートに強打を決め、勝利をものにしました。
また決勝戦後に個人賞が発表され、U16女子日本代表からは大会のMVPとベストアウトサイドヒッター賞にキャプテンの馬場柚希選手、ベストミドルブロッカー賞に紅野花歩選手、ベストセッター賞に𠮷村はぐみ選手が選出されました。
見事優勝を勝ち取ったU16女子日本代表チームは、上位3チームに与えられる「世界U17女子選手権大会」(2024年開催予定)の出場権を獲得しました。今後の活躍が期待される若き選手たちに、これからもご注目ください。
写真提供:AVC