マレーシアを破りベスト4進出 第2回アジアU-23男子選手権大会
「第2回アジアU-23男子選手権大会」が5月7日(日)、アルダビール(イラン)で大会6日目を行いました。順位決定予備戦(1-8位)F組を1位で通過した全日本U-23男子チームはこの日、ベスト4進出を懸けてマレーシアとクウォーターファイナルラウンド(1-8位)で対戦し、セットカウント3-0(25-18、25-23、25-23)のストレートで勝利しました。
第1セット、鈴木祐貴選手(東海大学2年)の2段トスからのスパイク、小野寺太志選手(東海大学4年)のブロックで16-13と先行すると、リベロ・川口太一選手(豊田合成トレフェルサ)の好レシーブから大竹壱青選手(中央大学4年)、勝岡将斗選手(大阪産業大学3年)らが決めて22-16。最後は大竹選手のスパイクが決まり、25-18で1第1セットを先取します。第2セット、序盤はミスが続き6-10とマレーシアに先行されますが、大竹選手のスパイクで流れを引き寄せると、長いラリーを大宅真樹選手(東亜大学4年)のブロックで制し13-12と逆転に成功。その後は、高梨健太選手(日本体育大学3年)が相手レシーブを乱す効果的なサーブを放ち16-13。終盤、21-21と一度は追い付かれますが、小野寺選手がブロックとダイレクトスパイクを冷静に決めて、25-23でセットを連取します。第3セット、3-8と劣勢の状況から小野寺選手のクイック、勝岡選手の時間差攻撃などで16-15とすると、大竹選手のスパイクで21-17とリードを広げます。終盤にミスが出て24-23と1点差まで迫られますが、最後は小野寺選手がクイックを決めて25-23で第3セットを奪取しました。
この日行われたクウォーターファイナルラウンド(1-8位)の試合では、タイがパキスタン、イランがカザフスタン、チャイニーズタイペイが中国にそれぞれ勝利し、ベスト4進出を決めています。
日本は日本時間8日(月)19:30より、チャイニーズタイペイとセミファイナルラウンド(1-4位)で対戦します。日本はチャイニーズタイペイに勝利すれば、初のアジア選手権決勝戦進出と「第3回世界U-23男子バレーボール選手権大会」の出場権を獲得することができます。今大会の最大の山場となるチャイニーズタイペイ戦に挑む全日本U-23男子チームに、日本から熱いご声援をよろしくお願いします。
写真提供:AVC