国際大会

ワクフバンク、ボレロが4強入りを決める FIVB世界クラブ女子選手権2017神戸大会 サロンパスカップ

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「FIVB世界クラブ女子選手権2017神戸大会 サロンパスカップ」」(以下、女子世界クラブ2017)が5月10日(水)、神戸総合運動公園グリーンアリーナ神戸(兵庫県)で大会2日目を行いました。

前日に引き続き予選リーグ戦が行われ、ワクフバンク・イスタンブール(A組)とボレロ・チューリヒ(B組)が2勝目を挙げてベスト4進出を決めました。一方、久光製薬スプリングス(A組)とNECレッドロケッツ(B組)はヨーロッパ勢に敗れ2敗目を喫し、セミファイナルラウンドで5-8位グループに回ることが決まりました。

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◆予選ラウンドB組 ネスレ・オザスコ×エジザジュバシュ・イスタンブール 1-3(21-25、25-20、16-25、13-25)

セットカウント1-1で迎えた第3セット、エジザジュバシュはハンデ・バラドゥンやレーチェル・アダムズら攻撃陣が決定的な仕事を果たし、流れを一気に手繰り寄せます。ネスレ・オザスコもガブリエラ・デソウザが一矢報いますが、最後は力果て、3-1でエジザジュバシュ・イスタンブールが大会初勝利を飾りました。

■ネスレ・オザスコ

ルイゾマル・デモウラ監督

「おそらく世界ナンバーワンともいえる強いチームを相手に厳しい戦いになりました。引き続き、すべてのプレーに対して全力で臨んでいきます」

エジザジュバシュ・イスタンブール

マッシモ・バルボリーニ監督

「昨日敗れてしまい、気持の面で難しい部分もありましたが、チーム全体で戦うことができ、自信にもつながる試合になりました」

キャプテン ネスリハン・デミル選手

「今日は攻守ともに相手よりも上回ることができました。まだ戦いは終わっていませんので、しっかりと明日に向けて臨みたいと思います」

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◆予選ラウンドA組 レクソナ×ワクフバンク・イスタンブール 1-3(17-25、15-25、25-20、15-25)

今シーズンのヨーロッパチャンピオンズリーグ王者と南米クラブ王者の一戦に注目が集まりました。ワクフバンク・イスタンブールは好調をキープするロンネケ・スローティエス(オランダ)を中心に攻撃を展開し、また徹底した研究の成果をブロックの面で発揮。第3セットはレクソナが取り返しましたが、攻守両面でワクフバンク・イスタンブールが上回り、大会2連勝となりました。

レクソナ

ベルナルド・レゼンデ監督

「相手のサーブがよく、私たちの連係が乱れてしましました。高いブロックに対して、冷静に対処するように選手たちは努めましたが、結果として勝つことはできませんでした」

ワクフバンク・イスタンブール

ジョバンニ・グイデッティ監督

「選手たちは相手の対応策と戦術、そしてベストを尽くすようにというメッセージをしっかりと受け止めて戦ってくれました」

キャプテン ギョズデ・クルダル選手

「相手チームの健闘とともに、私たちにとって素晴らしい試合でした。監督の戦術が機能したことで勝利することができました」

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◆予選ラウンドB組 NECレッドロケッツ×ボレロ・チューリヒ 0-3(23-25、17-25、24-26)

試合開始早々柳田光綺の得点などでリズムを掴んだNECレッドロケッツは第1セットでは終盤まで拮抗した展開に持ち込み、第3セットは先に20点に到達するなど、昨日とは打って変わった姿を見せます、しかし、ボレロ・チューリヒの高く、速く、そして力強い攻撃プレーの前に屈し、ストレート負けを喫しました。

■NECレッドロケッツ

山田晃豊監督

「自分たちのバレーボールを最初から発揮して戦うことを意識して、昨日よりはチームのスタイルを出せたと思いますが、相手チームへの対処が至りませんでした」

■ボレロ・チューリヒ

ゾラン・テルジッチ監督

「ストレートで勝つという今日の目標を達成できたことは良かったですが、プレーの内容自体はクオリティが低く満足のいくものではありませんでした」

キャプテン ナタリア・ママドワ選手

「NECレッドロケッツはとても速いバレーを展開してきたので、第1セット、第3セットはどちらに転んでもおかしくないものでした」

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◆予選ラウンドA組 久光製薬スプリングス×ディナモ・モスクワ 0-3(9-25、19-25、20-25)

第1セット中盤にディナモ・モスクワが13連続得点を記録するなど、次第にワンサイドゲームの展開になる中、ナタリア・オブモチャエワ(ロシア)やベタニア・デラクルス(ドミニカ共和国)の攻撃力の高さが光りました。久光製薬スプリングスは野本梨佳の強烈なスパイクで一矢報いる場面もありましたが、終始サーブレシーブと相手のブロックに苦しむ結果に終わりました。

■久光製薬スプリングス

酒井新悟監督

「試合開始直後から相手サーブに苦しみ、サーブレシーブが崩れたことが大きな敗因です。第2セット、第3セットも決定的な場面をブロックされてしまった点が反省です」

■ディナモ・モスクワ

ユーリー・パンチェンコ監督

「昨日の試合よりも、選手たちはいいプレーができました。ミスもありましたが、次のレクソナ戦に力を注ぎます」

キャプテン ベラ・ベトロワ選手

「今日の勝利を嬉しく思います。昨日(のワクフバンク戦)の失敗であるレシーブを修正できたことが今日の勝因だと思っています」

◆予選リーグ戦順位表(5月10日終了時点)

【A組】

1位: ワクフバンク・イスタンブール(2勝0敗)

2位: ディナモ・モスクワ(1勝1敗、勝点3、セット率=1.000、得点率=1.089)

3位: レクソナ(1勝1敗、勝点3、セット率=1.000、得点率=0.965)

4位: 久光製薬スプリングス(0勝2敗)

【B組】

1位: ボレロ・チューリヒ(2勝0敗)

2位: ネスレ・オザスコ(1勝1敗、勝点3、セット率=1.333)

3位: エジザジュバシュ・イスタンブール(1勝1敗、勝点3、得点率=0.750)

4位: NECレッドロケッツ(0勝2敗)

◆5月12日(金)の試合

9:30 A組 ディナモ×レクソナ

12:00 B組 ボレロ×オザスコ

14:30 B組 エジザジュバシュ×NEC

18:00 A組 ワクフバンク×久光製薬

※11日(木)は休息日のため試合がありません

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