タイに逆転勝利で初のアジア選手権制覇! 第2回アジアU-23女子選手権大会
「第2回アジアU-23女子選手権大会」が5月21日(日)、ナコンラチャシマ(タイ)で大会最終日を迎えました。全日本U-23女子チームはこの日、タイと決勝戦で対戦し、セットカウント2-3(20-25、16-25、25-19、27-25、15-12)で勝利。2セットを落としてからの大逆転で、アジア初制覇を成し遂げました!
第1セット、出だしはミドルブロッカー陣の活躍でリードを奪ったものの、スパイクを連続で阻まれると徐々にタイに主導権を握られ、14-16と逆転を許します。中盤以降もタイのサーブが走り連続失点を喫すると、20-25で第1セットを落とします。続く第2セットを16-25で落とし後がなくなった第3セット、選手を大幅に入れ替えた日本は杉郁香選手(東京女子体育大学4年)のクイックやサービスエースでリードすると、山内美咲選手(NECレッドロケッツ)のスパイクやブロックで16-8と一気に点差を広げ、25-19でセットを取り返します。工藤嶺選手(デンソーエアリービーズ)らが奮闘し、27-25で第4セットを取りフルセットに持ち込むと、最終第5セットは立ち上がりからブロックが機能しリズムを掴み、加藤光選手(久光製薬スプリングス)のサービスエースなどで13-10。最後は山内選手の連続得点で15-12とし、2時間9分に及んだ熱戦に終止符を打ちました。
なお、決勝戦に先立って行われた3位決定戦では、ベトナムがチャイニーズタイペイをセットカウント3-0(25-20、25-19、25-19)で下し、3位で大会を終えています。
また、試合終了後に行われた表彰式で、日本の杉郁香選手がベストミドルブロッカー賞、櫻井美樹選手(日本体育大学3年)がベストセッター賞、そしてキャプテンの山内美咲選手がMVPを受賞しました。
全日本U-23女子チームへのたくさんのご声援をありがとうございました。9月10日(日)から9月17日(日)まで開催される「第3回世界U-23女子選手権大会」でもたくさんのご声援をお願いします。
◆第2回アジアU-23女子選手権大会 最終順位
1位: 日本
2位: タイ
3位: ベトナム
4位: チャイニーズタイペイ
5位: カザフスタン
6位: ホンコンチャイナ
7位: マレーシア
8位: イラン
9位: ウズベキスタン
10位: オーストラリア
11位: ニュージーランド
12位: スリランカ
13位: マカオ
◆第2回アジアU-23女子選手権大会 個人賞(日本人選手のみ)
ベストミドルブロッカー賞: 杉郁香
ベストセッター賞: 櫻井美樹
MVP: 山内美咲
◆第3回世界U-23女子選手権大会 出場権獲得チーム
日本
タイ
写真提供:FIVB