2017アジアクラブ女子選手権大会が開幕、日本代表・久光製薬スプリングスは白星スタート
2017アジアクラブ女子選手権大会が5月25日(木)、オスケメン(カザフスタン)で開幕しました。この大会に日本代表として出場している久光製薬スプリングスはこの日、フィリピンのRebisco PSLマニラ(以下マニラ)と予選リーグ戦(B組)1試合目を戦い、セットカウント3-0(25-17、25-10、25-14)で勝利。2大会ぶりの王座奪還に向けて好スタートを切りました。
第1セット、開始早々マニラに得点を許すと、そのままの流れでリードを許しますが、久光製薬スプリングスも今村優香選手の連続サービスエースで同点に追いつき、さらに今村選手のブロックで16-11とリード。終盤、マニラから高打点のスパイクなどで反撃を受けますが、25-17で久光製薬スプリングスが第1セットを先取します。第2セット、森谷史佳選手の移動攻撃などで立ち上がりからリードすると、今村選手のサーブを起点に4点目から13点目まで連続得点し13-2。セッター・栄絵里香選手のミドルブロッカー陣の決定力を生かすトスも好調で、相手チームに反撃の余地を与えることなく25-10でセットを連取します。第3セット、セッターの巧みなトス回しから森谷選手の移動攻撃などでさらに勢いづくと、マニラの多彩な攻撃を石橋里紗選手が要所でシャットアウト。最後はこの試合初めてコートインした兒玉仁美選手がクイックを決め、25-14で第3セットも奪取。初戦を白星で飾りました。
◆酒井新悟監督
「前半こそ相手に主導権を握られたが、中盤から自分たちのバレーができ、最後まで走ることができた。これから気の抜けない試合が続くが、この勢いを維持して戦い抜きたい」
◆今村優香選手
「初戦ということで固さもあったが、自分たちのバレーができた。明日につながるいいスタートがきれた」
◆田浦優歌 選手
「テーマにしている『運動量』と『粘りを出し切る』ということをしっかり練習からやってきて、それを初戦でできたと思う」
この日行われた予選リーグ戦B組のもう1つの試合では、中国の天津渤海(ボハイ)銀行がベトナムのVietin Bankをセットカウント3-0(25-15、25-21、25-16)で一掃しました。
久光製薬スプリングスは日本時間26日(金)19:30より、中国の天津渤海銀行と予選リーグ戦B組2試合目を戦います。
写真提供:AVC