フルセットでトルコに辛くも勝利、予選ラウンド通算5勝3敗 FIVBワールドリーグ2017
男子バレーボールの国際大会「FIVBワールドリーグ2017」の予選ラウンド第3週中国大会は、6月17日(土)に昆山[クンシャン](中国)で大会2日目を行いました。今大会に出場している全日本男子チーム・龍神NIPPONはトルコと対戦し、セットカウント3-2(22-25、25-12、22-25、25-19、15-12)のフルセットで勝利。通算成績を5勝3敗とし、勝点を15に伸ばしました。
第1セット、大竹壱青選手(中央大学4年)の得点などで11-8とリードを奪うも直後に12-13と逆転を許します。日本はセッターを藤井直伸選手(東レアローズ)からキャプテン・深津英臣選手(パナソニックパンサーズ)に交代しますが、流れを引き寄せきれず22-22から3連続失点し、第1セットを失います。第2セット、柳田将洋選手(サントリーサンバーズ)の連続サービスエースでリードすると、連続得点を重ねて21-9と大きくリード。小野寺太志選手(東海大学4年)が今大会初出場すると、小野寺選手の得点などで25-12とセットを取り返します。第3セット、9-13と劣勢の場面で柳田選手のサーブを起点に5連続得点を奪って逆転しますが、21-19から4連続失点を喫し、22-25で第3セットを奪われます。後がない第4セット、セッターを藤井選手に戻すと、立ち上がりは3-6とリードを許しますが、李博選手(東レアローズ)のクイックや柳田選手のサービスエースで盛り返します。15-16から3連続得点で逆転すると、22-19からは小野寺選手のクイックや大竹選手のサービスエースが決まり25-19。フルセットに持ち込みます。最終第5セット、序盤からリードを奪うと、終盤に連続失点で11-10まで追い上げられますが、石川祐希選手(中央大学4年)の3連続得点などで15-12と逃げ切り、今大会5勝目を挙げました。
◆中垣内祐一監督
「サーブが走りだしてから、チームとしてまとまりが出てきた。相手のミスの多さにも助けられた」
◆柳田将洋選手
「チームとして形を出せる部分はあった。出だしがあまり良くなかったのがまた課題として浮かび上がった」
◆石川祐希選手
「昨日も今日も先にセットを取られた。しっかりと反省しないといけない。5セット目は、昨日は先にいかれたけど(今日は)しっかりついていき、後半抜けることができたのでよかった」
昆山では日本とトルコの試合に続き中国とオーストラリアの試合が行われ、中国がオーストラリアにセットカウント3-1(17-25、25-19、25-23、25-17)で勝利しました。各チームの大会通算成績は、オーストラリアと日本が5勝3敗、中国が4勝4敗、トルコが3勝5敗となっています。
◆グループ2順位表
日本時間6月18日(日)20:00より行われる中国戦が、予選ラウンド最後の試合です。BS-TBSではこの試合を19:54より生中継します。また国際バレーボール連盟(FIVB)の公式youtubeチャンネルではライブストリーミングを実施予定です。
予選ラウンド第3週は連勝中の中国が順位を上げてきているほか、ファイナル4出場の可能性がある2位・オランダ、6位・チェコ、7位・スロバキアが同組でしのぎを削っています。チーム初のファイナル4進出を目指す龍神NIPPONに、日本からもたくさんの応援をよろしくお願いします。
◆国際バレーボール連盟(FIVB) ライブストリーミング
※現地の動画配信状況により視聴できない場合があります
写真提供:FIVB