国際大会

龍神NIPPON、スロベニアに敗れ準優勝 FIVBワールドリーグ2017ファイナル4

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男子バレーボールの国際大会「FIVBワールドリーグ2017」のグループ2ファイナル4が、6月25日(日)にゴールドコースト(オーストラリア)で大会最終日を迎えました。前日のセミファイナルで地元・オーストラリアをフルセットで下した全日本男子チーム・龍神NIPPONは、スロベニアと決勝戦で対戦しセットカウント0-3(17-25、24-26、17-25)のストレートで敗戦。準優勝で今大会を終えました。

高崎アリーナ(群馬県)でのホームゲームで対戦したスロベニアと、決勝戦で再戦となった龍神NIPPON。第1セットは石川祐希選手(中央大学4年)と栗山雅史選手(サントリーサンバーズ)のブロックで2-0と幸先のいいスタートを切りますが、デヤン・ビンチッチ選手に連続サービスエースを決められるなど4連続得点で逆転を許します。日本は連続得点を奪えずにじりじりと点差を広げられ、17-25で第1セットを落とします。第2セット、栗山選手に代えて大竹壱青選手(中央大学4年)をスタートから起用。序盤にミチャ・ガスパリニ選手に連続サービスエースを決められ4-6とリードを許しますが、スロベニアのミスで8-8と並ぶと李博選手(東レアローズ)のクイックや柳田将洋選手(TVインガーソル・ビュール)のパイプ攻撃などで食い下がります。19-22で迎えた終盤、山内晶大選手(パナソニックパンサーズ)のクイック、石川選手のサービスエースなどで3連続得点を奪い同点にしますが、デュースの末に26-28でスロベニアに2セット連取を許します。後がない第3セット、7-9から大竹選手、柳田選手のスパイクを立て続けにブロックされると、中盤にも連続でブロックを決められ9-15。優勝に向けて勢いづくスロベニアに攻撃を散発に抑え込まれ、17-25で第3セットを失いました。

◆中垣内祐一監督

「選手たちは責められない。4戦連続で5セット戦っており、コンディションもよくない中でよくやってくれた」

◆石川祐希選手

「サーブとサーブレシーブをしっかりやらないといけない。国際試合は連戦が続くので、しっかり戦える体力を身につけないといけない」

◆藤井直伸選手

「最後の1つを勝ちきれなかったのは本当に悔しいけど、得られたものも多い大会だった」

ゴールドコーストでは日本とスロベニアの試合に先立ってオランダとオーストラリアが3位決定戦を戦い、オーストラリアがオランダにセットカウント3-0(29-27、25-19、28-26)で勝利しました。

◆ファイナル4 最終順位

1位: スロベニア

2位: 日本

3位: オーストラリア

4位: オランダ

なお、グループ1の決勝ラウンドは7月5日(水)からクリチバ(ブラジル)で行われるため、大会全体の最終順位は決勝ラウンド終了後に決定します。グループ1の決勝ラウンドには、開催国・ブラジルと予選ラウンドを勝ち抜いたフランス、セルビア、ロシア、カナダ、アメリカの6カ国が出場します。

龍神NIPPONへのたくさんのご声援をありがとうございました。来月には再びオーストラリアに戻り、今度はイタリアとブルガリアで開催される「2018男子世界選手権(2018世界バレー)」の出場権獲得を目指して「2018男子世界選手権アジア最終予選オーストラリア大会」に出場します。引き続き、龍神NIPPONへの応援をよろしくお願いします。

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大会概要

競技日程

試合結果

ファイナル4 龍神NIPPON出場選手13名