ブラジルに敗れ1勝2敗で1次リーグ戦を終える 第19回世界ジュニア男子選手権大会(U-21)
「第19回世界ジュニア男子選手権大会(U-21)」が6月25日(日)、チェコのブルノとチェスケー・ブジェヨヴィツェで大会3日目を迎えました。全日本ジュニア男子チームはこの日、南米代表のブラジルと1次リーグ戦D組最終戦を戦い、セットカウント0-3(23-25、20-25、21-25)で敗戦。1次リーグ戦D組で1勝2敗の3位となりました。
第1セット、5-8とリードを許す展開から、新井雄大選手(東海大学1年)のスパイクなどで8-8と食い下がると、宮浦健人選手(早稲田大学1年)のバックアタックや、金子聖輝選手(JTサンダーズ)のダイレクトスパイクで16-12とし、終盤まで23-22とリードを保ちます。ところが、あと一歩のところでコンビネーションミスが出るとブラジルに逆転され、23-25でセットを落とします。第2セット、サーブミスが続き4-9とブラジルを追う展開となりますが、高梨健太選手(日本体育大学3年)らのアタック、小山貴稀選手(大阪産業大学2年)のサービスエースで13-14とすると、さらに仲本賢優選手(日本体育大学2年)のスパイクで16-17とします。しかし、終盤に高梨選手、仲本選手のスパイクが立て続けにブロックされると、20-25でブラジルに2セット連取を許します。第3セット、2-7とブラジルに大きくリードを許すと、セッター・牧山祐介選手(中央大学2年)を投入。日本は小山選手、佐藤駿一郎選手(東北高校2年)のブロック、仲本選手のパイプ攻撃などで点数を重ね11-15、さらに途中出場の都築仁選手(中央大学1年)のバックアタックで18-20とすると、終盤には宮浦がスパイクとサービスエースを決め、20-21と1点差まで追い上げます。しかし、宮浦選手、都築選手のアタックがブラジルのブロックに阻まれ逆転には至らず、21-25で逃げ切られました。
25日(日)には日本とブラジルの試合のあと中国とエジプトの試合が行われ、中国がセットカウント3-1(25-15、22-25、25-18、25-13)でエジプトに勝利しました。
◆1次リーグ戦 最終順位
【A組】
1位: ポーランド(3勝0敗)
2位: カナダ(2勝1敗)
3位: チェコ(1勝2敗)
4位: モロッコ(0勝3敗)
【B組】
1位: ロシア(3勝0敗)
2位: キューバ(2勝1敗)
3位: トルコ(1勝2敗)
4位: アメリカ(0勝3敗)
【C組】
1位: イラン(3勝0敗)
2位: アルゼンチン(2勝1敗)
3位: イタリア(1勝2敗)
4位: ウクライナ(0勝3敗)
【D組】
1位: ブラジル(3勝0敗)
2位: 中国(2勝1敗)
3位: 日本(1勝2敗)
4位: エジプト(0勝3敗)
◆2次リーグ戦組分け
1-8位グループ
E組: 中国、キューバ、イラン、ポーランド
F組: アルゼンチン、ブラジル、カナダ、ロシア
9-16位グループ
G組: チェコ、エジプト、イタリア、アメリカ
H組: 日本、モロッコ、トルコ、ウクライナ
26日(月)は休息日となり、2次リーグ戦は27日(火)から行われます。2次リーグ戦では、E、F(1-8位グループ)、G、H(9-16位グループ)の4つの組で1回総当り戦を行い、各組での順位をもとにセミファイナルラウンドの組合せが決定します。2次リーグ戦でH組に入った全日本ジュニア男子チームは、日本時間28日(水)3:00より、モロッコと対戦します。
写真提供:FIVB