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豊田合成トレフェルサ、中国代表を下し1次リーグ戦無敗で順位決定予備戦へ 2017アジアクラブ男子選手権大会

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「2017アジアクラブ男子選手権大会」が6月30日(金)、ベトナムで大会3日目を行いました。日本から出場している豊田合成トレフェルサ(以下、豊田合成)は、中国の北京汽車と1次リーグ戦最終戦を戦い、セットカウント3-0(25-19、25-15、25-19)のストレートで勝利、1次リーグ戦D組1位通過を決めました。

第1セット、5-6でリードを許す場面から、内山正平選手のサーブで北京汽車のサーブレシーブを崩し、イゴール・オムルチェン選手や山田脩造選手の強烈なスパイクなどで10-6と逆転。流れを引き寄せ25-19で第1セットを先取します。第2セット、近裕崇選手とオムルチェン選手のサーブでリードを奪うと、その後もオムルチェン選手の強烈なスパイクで得点を積み重ねます。内山選手が北京汽車を翻弄するトスワークを発揮すると、山田選手のスパイク、近選手のクイックが決まり大量リード。最後は傳田亮太選手が決めて25-15で豊田合成がセットを連取します。第3セット、立ち上がりはブロックが機能する北京汽車にオムルチェン選手のスパイクが立て続けにシャットアウトされ、6-10とリードを許しますが、近選手のサーブで相手のサーブレシーブを崩しミスを誘うと、4連続得点で11-11の同点に追いつきます。そこから豊田合成は逆転に成功すると、傳田選手、近選手の中央からの攻撃が効果的に決まり、25-19で第3セットを取りました。

◆トミー・ティリカイネン監督

「1次リーグを3連勝で終えることができたことは、選手とスタッフの力によるもの。今回の大会に臨むにあたり、選手だけではなく多くのチームスタッフが働いてくれている。今日も、チームの試合会場ではなく別の会場に行って、次のラウンドで対戦するチームのデータを収集しに行ってくれている仲間がいる。選手の力だけではなく、そのようなスタッフの力がこの勝利の裏にあることを忘れてはならない。(今日の試合は)1位通過のかかる試合だったが、試合前に選手たちには普段通りのアドバイスを確認して、コートに送り出した。身長の高い相手だったが、いかに自分たちのいいバレーボールをするかということを心がけた。アンディッシュ監督が築き上げたチームを継承しながら、これからもいいバレーボールを続けていくだけ。3試合を終えて、チームはいい状態にあると思う。多くの選手を出場させることもできた。明日(7月1日)は休みになるが、その後の5試合を見据えて今後も戦っていきたい」

◆山田脩造選手

「まずは1次リーグを全勝で通過できたことはよかった。北京汽車は今までのチームより高さがあったが、データなどのおかげでうまく対応することができた。北京汽車の選手のように高い打点から打ってくるサーブは世界の主流なので、しっかり対応していかなければならないと改めて感じた。チームは選手同士がそれぞれを補い合いながらいい状態で戦えている。次のラウンドも相手のことよりも、自分たちのプレーをしっかり出して勝ちに繋げることができればと思う」

この日行われた1次リーグ戦D組のその他の試合では、タイのエアフォースVCがモルディブのモルディビアンスポーツ&レクリエーションクラブにセットカウント3-0(25-15、25-9、25-21)で勝利しました。D組は豊田合成と北京汽車が順位決定予備戦(1-8位)に進出します。

◆1次リーグ戦D組 最終順位

1位: 豊田合成トレフェルサ(3勝0敗)

2位: 北京汽車[中国](2勝1敗)

3位: エアフォースVC[タイ](1勝2敗)

4位: モルディビアンスポーツ&レクリエーションクラブ[モルディブ](0勝3敗)

7月1日(土)は休息日となり、順位決定予備戦(1-8位)は翌2日(日)より行われます。豊田合成はF組に入り、日本時間2日(日)17:00よりチャイニーズタイペイの台中銀行、3日(月)17:00よりイランのBank Sarmayehと対戦します。なお、1次リーグ戦で同組だった中国の北京汽車も同じF組ですが、順位決定予備戦での対戦はなく1次リーグ戦の対戦成績(豊田合成がセットカウント3-0で勝利)が持ち越されます。

写真提供: AVC

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