国際大会

予選ラウンドで敗れたイタリアに3-2で勝利、大会初の銅メダルを獲得 男子ネーションズリーグ

「バレーボールネーションズリーグ2023」男子ファイナルラウンド3位決定戦、バレーボール男子日本代表チームはFIVB世界ランキング3位(試合開始前時点)のイタリアと対戦し、セットカウント3-2(25-18、25-23、17-25、17-25、15-9)で勝利しました。この結果により「バレーボールネーションズリーグ2023」を3位で終え、大会初の銅メダルを獲得しました。

宮浦健人選手が序盤から好調でサービスエースを含め、日本の攻撃をけん引していきます。13-7とリードを広げていきますが、イタリアが強烈なサーブを軸に追い上げて4点差まで詰め寄ってきます。再び宮浦選手のサーブで得点を重ねた日本が25-18でセットを先取します。第2セットは反対にイタリアのブロックに捕まってしまい、2-6となったところで日本が早々にタイムアウトを取ります。髙橋藍選手が要所でスパイクを決めて盛り返すとトータルディフェンスが機能し始め、11-11の同点に追いつきます。自らのミスで3点差となるも、サーブが機能しブレイクポイントにつなげた日本がセットを連取します。第3セット、第4セットはイタリアがサーブで攻めたて流れを作ると、序盤からリードを広げていきます。サーブの狙いどころを変えるなど引き出しの多さをみせるイタリアが危なげない試合運びでセットを連取します。後がない日本はマッチアップを変え、序盤から一気に攻勢をかけます。宮浦選手や山内晶大選手のブロックでリードを得ると、石川祐希選手のパイプ攻撃などで一気にリードを広げます。序盤の勢いのまま得点を重ね、15-9でセットを勝ち切り、セットカウント3-2で日本が大会初のメダルを獲得しました。厳しい局面で冷静かつ的確な判断をしたベンチとそれに応えた選手たち、まさにチームが一体となって勝ち取った勝利となりました。

予選ラウンドで10連勝と快進撃をみせた男子日本代表チームは、目標に掲げていたベスト4進出を果たし、昨年の世界選手権王者のイタリアを倒して3位で大会を終えました。今シーズン大きく成長を遂げた男子日本代表チームは9月から始まる「FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023」でのパリ2024オリンピックの出場権獲得に向けて前進していきます。大会を通じて熱いご声援をお送りいただきありがとうございました。

写真提供:FIVB