豊田合成トレフェルサ、ベトナム代表を破りベスト4進出 2017アジアクラブ男子選手権大会
「2017アジアクラブ男子選手権大会」が7月4日(火)、ベトナムで大会6日目を行いました。順位決定予備戦F組を2位で通過した日本代表の豊田合成トレフェルサ(以下、豊田合成)は、地元・ベトナムのベトナムスポーツクラブ(以下、ベトナム)とクウォーターファイナルラウンド(1-8位)で対戦し、セットカウント3-0(25-19、25-20、25-21)で勝利。ベスト4進出を決めました。
第1セット、豊田合成は近裕崇選手、イゴール・オムルチェン選手のサービスエースで幸先いいスタートを切ると、高松卓矢選手、山田脩造選手らも着実に得点。最後もオムルチェン選手のサービスエースが決まり、豊田合成が25-19で第1セットを先取します。第2セット、豊田合成はオムルチェン選手のスパイクと、傳田亮太選手のブロック、スパイクで3-0とスタートダッシュに成功すると、高松選手のスパイクや近選手のブロックなどで19-12とリードを広げます。終盤、サーブレシーブに苦戦すると4連続失点し21-19と追い上げられますが、オムルチェン選手のスパイクとブロックでセットポイントを握り、25-20で逃げ切ります。第3セット、序盤はホームの声援を背に受けるベトナムに8-11とリードを許しますが、豊田合成は古賀幸一郎選手のスパイクレシーブをオムルチェン選手の得点に繋げ勢いに乗ると、近選手のクイックなどで一気に逆転。終盤は傳田選手のブロックなどで着実に得点を重ね、25-21で第3セットも取りました。
◆トミー・ティリカイネン監督
「今日は我々にとって完全にアウェイの中だったので、大変な試合だった。今日は勝利することができたが、明日はよりシャープな動きが求められる。簡単には決勝には行けないのでしっかり取り組んでいきたい。豊田合成の活躍をファンの皆さんが喜んでくださっていることは、私たちにとっても嬉しいこと。我々は日本の代表チームとしてこの大会に臨んでいるので、気を引き締めて明日も試合に臨みたい」
◆傳田亮太選手
「これまで順調に勝ち進んでいる。いいプレーもあるし悪いプレーもあるが、悪い部分はしっかりと修正して、明日の試合に臨みたい。(今日は完全にアウェイの雰囲気の中での試合であったが)自分たちのプレーをするだけだと思っていたので、それほど意識することなく戦うことができた。明日も豊田合成らしいプレーができれば結果は後からついてくるので、全力で戦うだけ」
この日は豊田合成とベトナムの試合のほかにクウォーターファイナルラウンド(1-8位)が3試合行われ、カタールのアル・アラビスポーツクラブ、イランのBank Sarmayeh、カザフスタンのアルタイVCがセミファイナルラウンド(1-4位)に駒を進めました。
豊田合成は、日本時間7月5日(水)19:30にカザフスタンのアルタイVCと決勝戦進出を懸けて対戦します。前回(2016年)大会はセミファイナルラウンドで敗れ、銅メダル獲得となった豊田合成。前回の結果を上回るべく、アルタイVC戦に臨みます。
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