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パナソニックパンサーズ、トヨタ車体クインシーズに栄冠 平成29年度天皇杯・皇后杯ファイナルラウンド

クリスマス・イブの決戦となった「平成29年度 天皇杯・皇后杯全日本選手権大会ファイナルラウンド」。最終日の12月24日(日)、男女決勝戦が行われ、今年度の日本一が決定致しました。

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男子決勝戦ではパナソニックパンサーズと豊田合成トレフェルサが対戦。第1セットは豊田合成トレフェルサが競り合いを制してものにしました。しかし、その後は清水邦広選手、ミハウ・クビアク選手の攻守にわたる活躍などで、パナソニックパンサーズが第2、第3セットを連取します。第4セットもパナソニックパンサーズが中盤まで大きくリードし、頂点に手をかけましたが、豊田合成トレフェルサも諦めません。粘りのディフェンスからイゴール・オムルチェン選手へとつなぐバレーで追いつき、意地を見せましたが、最後はパナソニックパンサーズが押し切って優勝を手にしました。

「豊田合成さんと我々とで、日本一にふさわしい試合をしっかり展開できたことがうれしいです」と、パナソニックパンサーズのキャプテン・深津英臣選手。活躍が光った清水選手は「チームのみんな、そして自分を褒めたいと思います」と喜びを語りました。

就任4年目の川村慎二監督にとっては、初めてのタイトル獲得です。「やっと勝てたな、という気持ちです。嬉しく思います。今大会ではいろいろな選手を使えたことが本当によかったです」と、収穫を話していました。

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お互いに一歩も譲らず、最後まで勝利のゆくえがわからなかったのが女子の決勝戦でした。競り合いの末に2セットずつを奪い合って迎えた第5セットも、ジュースにもつれ込む大接戦となりましたが、最後はネリマン・ゲンシュレック選手が力強く決めて、トヨタ車体クインシーズが9年ぶりに栄冠をものにしました。

試合後、トヨタ車体クインシーズの比金桃子選手は「1点1点を積み重ねて、気付いたら勝っていたような印象です」と振り返り、敗れたデンソーエアリービーズの川北元監督も「お互いに1点1点、死力を尽くして戦った結果なので、よく頑張った選手に感謝したいです」と話したほど、両者全力を出し切った熱戦でした。

就任2年目で、やはり初タイトルとなった多治見麻子監督は「選手たちがつかみ取った勝利です。我々はチャレンジャーなので、この結果を自信に、これからもトヨタ車体らしく頑張っていきたいです」と笑顔で締めくくりました。

◆試合結果

男子決勝戦

パナソニックパンサーズ 3(22-25、25-15、25-20、25-23)1 豊田合成トレフェルサ

※パナソニックパンサーズは5年ぶり4回目の優勝(2007年以降)

女子決勝戦

トヨタ車体クインシーズ 3(25-27、25-21、25-23、14-25、16-14)2 デンソーエアリービーズ

※トヨタ車体クインシーズは9年ぶり2回目の優勝(2007年以降)

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