全日本ジュニア男子の大学生メンバーが1週間の強化合宿を実施
1月26日(金)から2月2日(金)まで、ジュニア世代に当たるU-20男子の大学生メンバーが味の素ナショナルトレーニングセンター(東京都北区)で強化合宿を行いました。本合宿には、14人の選手が参加しました。
1週間にわたる合宿を通し、「ボールコントロール」「サイドアウト」そして「勝ちにこだわる」といったテーマの下で密度の濃い練習を重ね、それぞれが収穫を手にしていました。「勝ちにこだわる」という部分の取り組みにおいては、ネットを挟んだ対戦型のドリルを行う際、日々、勝者に対しポイントが与えられました。共に戦うチームのメンバーは入れ替わっていきますが、合宿を通して個人のポイントが蓄積され、最終日にはトータルの獲得ポイントと順位が確定するシステムです。選手たちは勝利に貢献するべく、最後まで自分の思いをコート上で表現していました。
◆長江祥司コーチ
「今年は7月にアジアジュニア選手権大会があるので、まずそこに向けた強化が目的でした。今回の合宿には高校生を入れていませんでしたが、次回は下の学年も加えて行う予定です。勝つぞ、という気持ちを出す、そういった練習を行っていますが、もっとエネルギーが出たらいいな、と思います。
この世代は(昨年のユース)アジア選手権で優勝し、世界選手権で3位になっていますので、日本国内だけではなく、世界からも注目されています。プレッシャーはありますが、トレーニングを積むことでさらにプレーの幅も広がり、技術の向上が得られると思います」
◆宮浦健人選手(早稲田大学1年)
「この合宿では、いろいろと今までやったことがない練習メニューを行いましたが、その練習の意図をしっかり考えてやるように、とチーム全体でよく指導されたことが印象的でした。今後も国際大会で戦っていきますが、自分たちと同様、世界の選手たちも練習を重ねていますから、元々高さがある世界のエースたちも、さらにレベルが上がってくると思います。そこでこの身長の自分は、どう工夫して決めるのか、そこを課題にして頑張っていきたいと思います」
◆樫村大仁選手(慶應義塾大学1年)
「バレーを楽しむことや、細かい技術について指導を受けましたが、僕は特に、もっと動きの速さを意識するように言われていました。今回、日々よくなっていったと思います。ユースでは世界3位という結果を残せましたので、ジュニアでもそれに負けない結果を出したいと思っています」
今後は、来年度のアジアジュニア選手権大会(7/21~28、バーレーン)を始め、その先も見据えながら強化が進められます。ジュニア世代の活躍にもぜひご注目、ご声援ください。