2017年度の全国指導普及委員長・加盟連盟指導普及委員長 会議・研修会を実施
「2017年度全国指導普及委員長・加盟連盟指導普及委員長 会議・研修会」が2月24日(土)、25日(日)に東京都品川区で開催されました。この会議・研修会は、日本のバレーボールの普及・振興に関する事業について関連各委員会と共通理解を深めるために、事業計画や重点施策をお互いに確認するべく、毎年実施されています(主催:公益財団法人日本バレーボール協会(JVA)ハイパフォーマンス事業本部・ディベロップメント推進部)。
今年もJVAの加盟団体である全国47都道府県協会と全国連盟の指導普及委員長が出席し、JVAの嶋岡健治会長および八田茂専務理事も会場を訪れました。
開講式の後、ハイパフォーマンス事業本部の鳥羽賢二本部長から、2017年度に発足した同事業本部を含むJVAの現行組織についての説明や、JVAの強化方針・理念、今後の強化と普及の展開について講義が行われました。ディベロップメント推進部の大竹秀之部長および加藤敦志副部長は、指導者育成や競技者拡大における課題や取り組みについて、具体的な事例を交えて紹介しました。
全日本男子チームの中垣内祐一監督も、男子シニアチームの活動方針について説明しました。2020年への「起承転結」において「承」に相当する新年度の目標設定や、強化策についても触れた詳細については、女子チームの内容も合わせて2018年度の始動時に発表いたします。
また、東京大学大学総合教育研究センターの栗田佳代子さんと吉田塁さんが「効果的な研修の作り方」をテーマに、研修を実施する人向けの研修を行いました。技術的な内容を主としながらも、参加者同士で活発な討議を繰り返す研修を通して、指導する立場である参加者の「学ぶ意識」がポジティブな刺激を受けていました。
ディべロップメント推進部指導者養成委員会の緒方良副委員長は「普及させる、ということはなかなか難しく、具体化させるためのハードルも高かったと言えます」と現状を振り返ります。しかし「東京2020オリンピックがあることで、今はそのハードルが少し下がって多くの協力が得られるため、改革のチャンスです。バレーボール人気がもっと強かった時代の先輩たちと今の若い人たちとが、知恵を出し合ってやっていくこと。JVAはそのことに対してしっかり支援し、共有していく。そういった意識が重要です」と話していました。
2018年度も、指導普及関連委員会は全国各地で開催される指導者向けの各種講習会や研修会、バレーボール教室などの質を向上させるとともに、指導普及の促進を継続してまいります。新年度の指導者育成事業スケジュールは、3月中に指導普及事業内容スケジュールへ掲載予定ですので、随時ご確認ください。