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第43回全日本小学生大会閉幕 笑顔と歓声があふれた日本一

第43回全日本バレーボール小学生大会は8月10日(木)、東京体育館(東京都渋谷区)で最終日を迎え、各カテゴリーで優勝チームが決定しました。決勝の結果は次の通りです。

■男子決勝

山王バレーボールクラブ(京都)2(21-14、21-17)0 鳴東バレーボールクラブ(愛知)

男子は、高い決定力を備えたエースを擁するチームどうしの対決となりました。第1セットは身長170㎝のレフト池田陽仁選手が決めきり、中盤で突き放した山王バレーボールクラブ(京都)が先取します。第2セットも池田選手のアタックやキャプテンの久原暖選手のサービスエースで序盤からリードを広げると、20-11でチャンピオンシップポイントに到達。対する鳴東バレーボールクラブも、そこから身長175cmのエース堀江亜汰琉選手のアタックや永田俊キャプテンのサービスエースなど連続得点をあげて17点まで追い上げましたが、最後はサーブミスで試合終了。山王バレーボールクラブが頂点に輝きました。

■女子決勝

小岩クラブ(東京)2(21-19、21-12)0 富の原小バレーボールクラブ女子(長崎)

第1セット序盤は鋭いサーブや藤原瑞紀キャプテンの速い攻撃で富の原が流れをつかみ、4点差をつけます。しかし、小岩クラブも和田瑞咲選手のサーブで勢いに乗り、5連続得点で逆転します。その後、藤原選手が連続でスパイクを決め、再度逆転に成功しましたが、小岩クラブはエース本田未音キャプテンのスパイクがさく裂してセットを先取。第2セットは小岩クラブのサーブが走り、中盤には水上英音選手のサーブから8連続得点、富の原を突き放します。終盤、富の原も多彩な攻撃で食らいつきましたが、最後は小岩クラブが富の原のスパイクをブロックし、優勝を決めました。

■混合決勝

深川バレーボールクラブ(広島)2(21-13、21-13)0 兵庫北斗クラブ(兵庫)

田中宏太選手と川下悠貴選手を中心に攻撃する深川VBCと、大友そよ選手と衣川阿凜選手が攻撃の軸となる兵庫北斗。序盤から深川VBCはエース田中選手のスパイクが連続で決まります。兵庫北斗も大友選手がレフトからスパイクを決めてサイドアウトを取りますが、田中選手、川下選手がジャンプサーブでサービスエースを奪うなど、流れは深川VBCのままセットを先取します。第2セットも、田中選手がスパイクにサーブに大車輪の活躍を見せた深川VBC。兵庫北斗は衣川選手がライト攻撃で応戦しましたが、最後は田中選手のスパイクがコートに突き刺さり、深川VBCが優勝を手にしました。

開会式の実施や、有観客開催など、コロナ禍以前と変わらない形で行われた全日本小学生大会。大会期間を通して、コートには笑顔と歓声があふれました。

(文責・写真提供:日本文化出版)

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