駿台学園高校が失セット0で7年ぶりの優勝 全国高校総体男子
令和5年度全国高等学校総合体育大会男子バレーボール競技大会(インターハイ)決勝が8月11日(金・祝)、道北アークス大雪アリーナ(北海道旭川市)で行われ、駿台学園高校(東京)が東山高校(京都)をセットカウント3-0(25-22、25-19、25-22)で下し、7年ぶり2度目の頂点に輝きました。
決勝は駿台学園高校と、連覇を狙う東山高校が対戦しました。駿台学園高校は失セット0、東山高校は準決勝の福井工業大学附属福井高校(福井)戦で今大会初めてセットを落としながらも、決勝の舞台に立ちました。
第1セット、駿台学園高校は亀岡聖成選手や三宅雄大選手、東山高校は花村知哉選手や尾藤大輝選手のスパイクなどで終盤まで競り合う展開が続きました。しかし、駿台学園高校は21-22から相手のミスと秋本悠月選手のサービスエース、さらには高澤大馳選手、川野琢磨選手の連続ブロックでセットを先取しました。第2セットはブロックや三宅(雄)選手のサービスエースなどで、10-3とリードを広げ、そのままペースをつかんだ駿台学園高校が優勝に王手をかけました。第3セットは荒井貴穂選手、亀岡選手の両アウトサイドヒッターのスパイクで7-4とリードを広げましたが、東山高校がすぐさま同点に。その後も秋本選手のアタックで16-13とするも、東山高校は尾藤選手のスパイクやサービスエースなどでまたも追いつきました。しかし、終盤にかけて東山高校がミスを重ねると、そのまま駿台学園高校がリード。最後は荒井選手がスパイクを決め、失セット0の完全優勝を飾りました。
駿台学園高校の亀岡キャプテンは「ほっとしました。でも、今回の結果に甘えず、国体に向けてもう一回チームをつくっていきたいと思います」と次の戦いを見据えていました。
(文責・写真提供:日本文化出版)