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悔しい結果を今後の糧に 第19回アジアジュニア男子選手権大会

2018.07.30-1-top.JPGマナーマ(バーレーン)で開催されていた第19回アジアジュニア男子選手権大会(U-20)は7月28日(土)に幕を閉じ、日本は4勝1敗ながら最終成績は13位に終わりました。

予選ラウンドB組で2勝し、全体の4位(R4)で次の順位決定予備戦に臨んだ日本。R13(チャイニーズタイペイ)対R20(ニュージーランド)の勝者、チャイニーズタイペイと25日(水)に対戦しました。日本は最初の2セットをいずれも逆転で競り勝ちましたが、第3セットから相手の反撃を許します。ベンチワークを含めて全員で対応を試みましたが、「攻めるのではなく、守ってしまった」と増成一志監督が振り返るように、わずかな歯車の狂いを修正できず、流れを取り戻せないままフルセットで逆転負けを喫しました。

優勝を目指す日本は、この試合に勝利してクオーターファイナルラウンド(1-8位)へ乗り込むはずでした。しかし敗者として自動的に13-16位決定トーナメントへ。失意の中でも、その後のインド戦、パキスタン戦にストレートで勝利して、日程を終えました。

「結果が大切であり、重く受け止めている」と話した増成監督は、「足元をしっかり見て戦わなければならなかった。(勝ち上がった時に対戦するはずだった)イランのことに気を取られすぎていた部分もあった」と反省を語ります。想定しなかった展開で、「負けられないゲーム」がすぐそこにあったと気付いた時に、日の丸を背負って感じたプレッシャーは大きなものでした。それを克服するためには、チーム作りのための時間やコミュニケーションを含めて、足りないものがあったことを認めることが必要です。

キャプテン・宮浦健人選手は「目標としていた結果は得られなかったが、これで自分たちは終わりではない。反省や課題、今回の経験を、次のステージで自分自身に落とし込んでいきたい」と話しました。増成監督は「悔しさだけを残すのではなく、この経験を次のカテゴリーでは成功に変えてほしい」と、選手たちのさらなる成長と、今後の活躍に期待を込めました。

写真提供:AVC

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第19回アジアジュニア男子選手権(U-20)試合結果

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