「目標はメダル獲得」世界選手権に向けて全日本女子が記者会見
「覚悟を持って、チーム一丸で戦っていく。とにかく、まずは第1次ラウンドを何としても1位で通過することしか考えていない」
9月29日(土)に開幕する2018女子世界選手権へ向けた記者会見が25日(火)、味の素ナショナルトレーニングセンター(東京都北区)で開かれ、中田久美監督はこう意気込みました。
アジア競技大会で4位という悔しい結果に終わってから、チームは休みなく強化に励んできました。攻撃力を上げるため、1本目の精度を上げることに焦点を当てて取り組んできた、と指揮官は話します。14人に絞られた出場メンバーたち一人一人の目つきや言葉にも力が宿っていました。
日本の開幕戦は29日(土)に横浜アリーナで行われるアルゼンチン戦となります。いよいよ今週末から、今年の集大成を迎える火の鳥NIPPONへの熱いご声援をよろしくお願いします。
コメント
◆中田久美監督
「この世界選手権が今シーズンの集大成となる。目標は、メダル獲得。監督に就任した当初からのこの目標を変えるつもりはない。2020年に伝説に残るチームをつくるための光となる大会にしていきたい」
◆キャプテン・岩坂名奈選手
「日本開催のプレッシャーも感じるが、全員ではねのけて頑張りたい。チームとしてまだまだ成長していけるところはあり、しっかりと課題と向き合って、ポジションごとに話す場面も増えてきている。そういったことを世界バレーで発揮し、最後までしっかり戦っていきたい」
◆荒木絵里香選手
「世界バレーは試合数が多く、タフさが求められる厳しい大会であり、身の引き締まる思い。ここまでみんなといいコミュニケーションが取れているため、さらに密となってチームの一員として頑張りたい。このチームはとても真面目で献身的な選手が多いので、束となって戦いたい。ミドルブロッカーとしても、チームの中でどんな状態でも踏ん張れる存在になりたい」
◆長岡望悠選手
「けがは思いがけないものだったが、自分とゆっくり向き合うことができた。こうして世界選手権を迎えられる一員として、この場にいられることをうれしく思う。バレーボールを精いっぱいできることはとても幸せなこと。ずっと変わらず支えてくれた方がいたから頑張ってこられた。この世界選手権で、チームとして輝いている姿をファンの方にお見せできるように、精いっぱい戦い抜きたい」
◆黒後愛選手
「この大会にはたくさんの方の思いが詰まっているので、結果を残したい。こういった記者会見の場に立ったり、たくさんの方の話を聞いて、世界選手権がとても大事な試合だということは感じている。自分たちにできることは、その試合で結果を残すことなので、結果にこだわりたい。自分の持ち味のパワーを生かしたプレーができるように頑張りたい」