国際大会

アジア最大のライバル中国に大会初黒星を喫する アジア女子選手権

「第22回アジア女子選手権大会」2次リーグ第2戦、バレーボール女子日本代表チームは9月4日(月)に中国と対戦し、セットカウント2-3(25-23、20-25、25-19、24-26、14-16)でフルセットの末敗れ、今大会初黒星を喫しました。

出だしから中国の高さのある攻撃やブロックにプレッシャーをかけられリードを許し、日本はたまらずタイムアウトを要求。その後は今大会好調のオクム大庭冬美ハウィ選手が要所で決め、さらに籾井あき選手のトスワークも冴え日本のリズムが戻ります。終盤から中川つかさ選手と野中瑠衣選手の2枚替えなど、ベンチワークも冴え、25-23で大事な第1セットを先取します。第2セットは序盤から互角の戦いを展開するも、なかなか追いつくことができず、20-25で中国に奪われます。第3セットは出だしから日本ペースで進み、横田真未選手のクイックや野中選手のスパイクで終始リードを保ち、25-19で危なげなくセットを奪い返します。第4セットは後がない中国が序盤から勢いをつけ攻撃を仕掛けてきますが、横田選手のサーブで連続得点するなど中盤からシーソーゲームとなります。小島満菜美選手のスーパーディグで勢いをつけたいところですが、最後はサーブで崩され24-26で第4セットを失います。最終第5セットは息詰まる攻防で両者譲らぬ展開となります。キャプテン島村春世選手のブロックで日本が先にマッチポイントを掴みますが、中国が粘りをみせデュースに持ち込まれます。最後は中国の高いブロックに連続で阻まれ、セットカウント2-3の悔しい敗戦となりました。

1勝1敗で2次リーグを終えた女子日本代表チームは、明日9月5日(火)に行われるセミファイナルラウンド(1-4位)に進出します。なお、対戦相手は2次リーグE組とF組の順位によって決まります。引き続き女子日本代表チームに熱い応援をお願いいたします。

<次戦>
9月5日(火) 対戦カード未定

<選手コメント>

小島満菜美選手
「マッチポイントを取ってからの逆転負けだったのですごく悔しい部分もあるが、まだ次の試合が待っているので、まずチームで何がよかったのか、何を修正すべきなのかを具体的に考えて明日の試合は修正して臨みたい。(個人としては)今大会はサーブレシーブで入ることが多いので、1本目の間やブロックフォローを大事にプレーしている。次からは負けたら終わりという試合なので、コミュニケーションを取って、ここぞという時に自分たちの力を発揮できるように準備していきたい」

佐藤優花選手
「フルセットの敗戦ということですごく悔しいが、明日も試合なので切り替えていきたい。(個人としては)サーブで相手を崩すことと、ディグでチームに貢献して得点できるように意識していた。次もタフな試合が続くと思うが、日本のいいバレーをしっかり出してチーム全員で頑張っていきたい」

写真提供:AVC

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