国際大会

開催国タイに敗れ3位決定戦に回る アジア女子選手権

「第22回アジア女子選手権大会」セミファイナルラウンド準決勝、バレーボール女子日本代表チームは9月5日(火)にタイと対戦し、セットカウント2-3(23-25、25-19、25-20、20-25、11-15)でフルセットの末惜しくも敗れました。

開催国タイとの対戦は第1セットの序盤から大声援の後押しで勢いをつけたタイがブレイクで得点を重ね、日本が劣勢の展開に。中盤に入り、オクム大庭冬美ハウィ選手のスパイクやサービスエースなどで同点に追いつき、さらにリードします。しかし、終盤から日本のミスなどで追いつかれ、23-25でタイに先取されます。第2セットは切り替えたい日本が横田真未選手のサービスエースや、島村春世選手のスパイク、ブロックなどでリードします。中盤で中川つかさ選手と長内美和子選手を起用し、徐々にリードを広げ25-19で第2セットを奪い返します。続く第3セットは長内選手が要所でレシーブやスパイクを決めるなどの活躍をみせ、相手にリードされることなく25-20で連取します。第4セットもこの勢いのまま走りたいところでしたが、後がないタイが息を吹き返し、中盤日本のミスからリードをすると、そのまま逃げ切りファイナルセットに持ち込まれます。最終第5セットは、長内選手や横田選手のサーブで得点を重ねますが、タイが1点取るたびに会場のボルテージが上がり、日本は勢いを増したタイのエースを抑えることができません。佐藤優花選手のブロックも出ましたが追いつくことができず、中国戦に続きフルセットでの敗戦となりました。

女子日本代表チームの次戦は本日9月6日(水)3位決定戦でベトナムと対戦します。メダル獲得に向けて負けられない戦いに挑む女子日本代表チームに引き続き熱い応援をお願いいたします。

<次戦>
9月6(水)17:00 日本×ベトナム

<選手コメント>

長内美和子選手
「途中から出て流れを変えられたところはよかったと思うが、大事な場面で自分たちのミスが先行してしまい、セットを取り切れないところがあったので、すごく悔しい試合になった。持ち味である思い切りのいいスパイクやサーブでチームの雰囲気を変えられたのはよかったが、最後に決め切るところでミスを出してしまったので、反省して次の試合で修正して最後に決め切れるように頑張りたい。(次戦に向けて)しっかり準備してメダルを持ち帰れるように全員で戦いたい」

横田真未選手
「中国に敗戦して、自分たちで修正するポイントをチーム全体で話して(タイ戦は)絶対勝ちに行くという気持ちで臨んだ。相手のコンビに自分たちが対応できない部分もあったが、こちらから出す直接失点が敗因に繋がってしまったと思うので、そこを修正して必ずベトナム戦は勝利して終わりたい。相手にもう少しブロックでプレッシャーをかけて、Aパスになったときは苦しい展開になるとは思っていたが、そこからのブロックポイントをもう少し出せていけたらと思ったので、次戦は自分の持ち味であるブロックでチームに貢献できるようにしたい。まずはしっかり切り替えて、自分たちがやるべきことを一人ひとりが理解して全員で挑んでいきたい」

写真提供:AVC

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