中国に敗れるも、来年行われるU19世界選手権大会の出場権を獲得 女子U18アジア選手権大会
6月16日(日)にナコンパトム(タイ)で開幕した「2024女子U18アジア選手権大会」が23日(日)に最終日を迎えました。
バレーボールU18女子日本代表チームは予選ラウンドからセミファイナルラウンドまで全勝で勝ち上がりました。9連覇をかけて挑んだ中国との決勝は、セットカウント0-3(22-25、18-25、24-26)のストレートで敗れました。
第1セット、序盤は結束美南選手の強烈なジャンプサーブから3連続ポイントを奪い5-3と幸先いいスタートを切ります。しかし中国のサーブと高いブロックに阻まれ連続失点を喫します。中盤以降、接戦になるも点差が縮まらず追いかける苦しい場面が続きます。中国のコンビが立て続けに決まり19-23。最後は中国のブロックにつかまり22-25で第1セットを失います。
続く第2セット、中国が第1セットの勢いそのままにサービスエース、スパイクを立て続けに決め1-4。中国が気迫あふれるプレーで4-10とリードを広げていきます。馬場柚希選手のスパイクとサーブポイントで7-12、さらに結束選手の強弱を付けたスパイクが決まり11-14と追い上げをみせる日本ですが、中国の高い壁に封じられ18-25で第2セットも中国に奪われます。
後がない第3セット。結束選手のサービスエース、馬場選手のブロックポイントが決まります。さらに工藤光莉選手の技ありスパイクや結束選手のスパイクで8-9。両者譲らぬ展開で12-11とこの試合で初めて日本がリードします。日本のミスと中国のサービスエースで14-15と逆転される場面もありましたが、結束選手のスパイクと丹山花椿選手のサービスエースで20-18とします。馬場選手の渾身の一撃でセットポイントを掴みますが、中国のサーブポイントで24-25と逆転され、最後は日本のスパイクミスで24-26。ストレートで敗れ、中国が9大会ぶりに優勝を果たしました。
また、決勝戦後に個人賞が発表され、U18女子日本代表からはベストセッター賞に丹山花椿選手、ベストオポジット賞に忠願寺莉桜選手が選出されました。
本大会を2位で終えたU18女子日本代表チームは、最終順位上位4チームに与えられる「女子U19世界選手権大会」(2025年開催)の出場権を獲得しました。日本の将来を担う若き選手たちへのご注目をよろしくお願いします。
写真提供:AVC