ビーチバレーボール

快晴の都城で初日16試合が行われる! マイナビジャパンツアー第5戦 都城大会 第23回ビーチバレー霧島酒造オープン1日目

快晴の都城で初日16試合が行われる! マイナビジャパンツアー第5戦 都城大会 第23回ビーチバレー霧島酒造オープン1日目

マイナビジャパンビーチバレーボールツアー2022(以下マイナビジャパンツアー)の第5戦 都城大会 第23回ビーチバレー霧島酒造オープンが9月23(金・祝)に霧島ファクトリーガーデン(宮崎県都城市)で開幕。快晴で気温は30℃に達した都城での初日は、予選プール戦16試合の熱戦が繰り広げられた。

今大会は男女各12チームがまず3チーム×4プールに分かれて戦い、そのあと、各プールの上位2チーム(2位のシードは抽選)、合計8チームによるシングルエリミネーショントーナメントで優勝が争われる。

男子では石島雄介(トヨタ自動車)/黒川寛輝ディラン(しながわシティビーチバレーボールクラブ)組、二宮大和(ハルテンジャパンリミテッド)/石川瀬那(国際基督教大)組らが、女子では橋本涼加(トヨタ自動車)/村上礼華(ダイキアクシス)組、/柴麻美(帝国データバンク)/西堀健実(トヨタ自動車)組、松本恋/松本穏(ともにフリー)組らがグループ戦2勝を上げて1位通過を決めた。

都城市は先の台風14号で大きな被害を受けており、選手、観客、関係者全員で亡くなられた方への黙祷を捧げるところから初日は始まった。厳かな雰囲気のなかで始まった第1試合はアクティオワイルドカードとしてマイナビジャパンツアー初参戦を果たした、世界大学選手権帰りの衣笠乃愛/菊地真結(ともに明海大学)組が橋本涼加(トヨタ自動車)/村上礼華(ダイキアクシス)組に挑んだ。名古屋大会優勝の橋本/村上組相手に、コントロールされたショットや強打を見せるなど健闘したが、ストレートで敗れた。試合後、菊地は「トップ選手は試合開始直後から様子見をせず、1本目から攻めてくるところに圧倒された」と話し、ツアー選手の強さを肌で感じる機会になった。衣笠は「雰囲気がわかったので、明日はもっと自分たちのプレーが発揮できるように頑張ります」と話し、明るい表情を見せた。

ネットを挟みツアー選手のプレーを体感した衣笠/菊地組

第4戦 名古屋大会の再戦となった女子の村上めぐみ/藤井桜子(ともに立飛ホールディングス)組 対 伊藤桜/野口彩陽(ともに産業能率大)組のカードは、伊藤/野口組が勝利してリベンジを果たす結果に。試合後、伊藤は「会場の砂が深いのでサーブで前後に揺さぶることを心がけた。前回失点の多かったサーブレシーブの対策もうまくいった」と勝因を分析。また、野口は「大学の先輩で、昨年引退した伊藤(旧姓石坪)聖野さんに今大会特別にコーチについてもらった。経験をとおした細かくて的確なアドバイスをもらい、とても心強かった」と、昨年の都城大会 第22回ビーチバレー霧島酒造オープンで優勝を果たした先輩の後押しがあったことを明かした。さらに「今日勝ったからといって気を抜かずに明日も自分たちのやるべきことをやってグループ1位で決勝トーナメントに行きたい」と野口は話し、明日に向けて気持ちを切り替えていた。

大先輩の伊藤(旧姓石坪)聖野さんのアドバイスの後押しを受けた伊藤/野口組

男子のアクティオワイルドカードで出場した上田翔貴/高橋太(ともに駒澤大学)は、石島/黒川(寛)組と対戦。試合開始直後に連続ポイントで先制するが、ツアー常連チームの攻撃に連続失点を許し、ペースを握られる。アグレッシブにボールを追いかけつなぐなど、大学生らしさを随所に見せたもののストレートでの敗戦となった。試合後、高橋が「アタック一つにしても、届かない場所に打たれ、コースも予想した逆をつかれるなど、こちらの心理を読んでくる」と語ったようにプロのプレーを体感した。昨年からプロ選手と組みツアーに出場し、世界大学選手権にも出場した上田は「(高橋と)2人でプレーするのは都城が最後になるので、ここで勝ちたい」と力強く語った。

チームとしての試合は今大会が最後となる上田/高橋組

二宮大和(ハルテンジャパンリミテッド)/石川瀬那(国際基督教大)組 対 西村晃一(WINDS)/佐藤亮太(テクノスジャパン)組の試合はフルセットの熱戦となった。第1セットは二宮/石川組がブロックと粘り強いつなぎを武器に先取するも、第2セットは先にマッチポイントを握りながら31-33の接戦で落としてしまう。それでも、セット間に「苦しいのは相手も一緒。強気で行くしかない」(二宮)と切り替えたという二宮/石川組が、15-7と押しきって勝利。試合後に二宮は、「プール戦は絶対1位で通過したいと思っていたので、勝ててよかった」と語り、石川は「自分たちは競り合う試合が多い。その経験が3セット目に生きて、ポジティブに会話しながらプレーできたことが大きかった」と振り返った。

二宮/石川組はフルセットを制してプール戦1位通過を決めた

3年ぶりの有観客開催となった会場には多くの観客が訪れ、観戦する子どもたちが選手たちのプレーに驚いたり、試合後には選手へサインを求めたりするシーンが見られた。開催地である都城市のとなり町、三股町から来場した「三股西少女バレー」チームの子どもたちは、第1試合の橋本/村上(礼)組 対 衣笠乃愛/菊地真結の試合を観戦後、初めて見るというビーチバレーボールに「2人でも長いラリーが続いていてすごかった」「選手が可愛かった」「やってみたい」などと興奮した様子で感想を話してくれた。

選手にサインを求める子どもたち

明日24日(土)の大会2日目は、男女残りのプール戦8試合と準々決勝8試合が行われる。地元在住の方には、会場へ足を運んでイベントを楽しみ、ビーチバレーボールを楽しむチャンス。ぜひ選手の応援に霧島ファクトリーガーデンを訪れて欲しい。

[チケット]

チケットイープラスで発売中

https://eplus.jp/sf/detail/0188090001-P0030124

全席自由席 1,000円

[ライブ配信]

【YouTube】https://www.youtube.com/c/ChannelJVA(Channel JVA)

【Twitter】https://twitter.com/jva_beachvolley(JVA Beach Volleyball公式)

[放送]

MRT宮崎放送にて9月25日13時30~生放送予定