マイナビジャパンビーチバレーボールツアー2021 第4戦 名古屋大会が開幕！

「マイナビジャパンビーチバレーボールツアー2021」第4戦 名古屋大会の第１日目が、9月11日（土）に愛知県名古屋市北区にある名城公園tonarinoにて開催された。今大会は男女各8チームが出場し、シングルエリミネーション方式で行われ、試合は万全な感染症対策をとった上で、無観客で行われた。

男子は地元の清水/村上組が好発進！

2年ぶりに開催された名古屋大会。地元愛知県でビーチバレーボール選手として育った清水啓輔（N&N corporation /中部土木）/村上斉（ADI.G）組は、１回戦で吉田英樹（MAGS/マイセルフ）/和田信二（マイセルフ）組と対戦し、2-0（21-19,21-14）と勝利した。残念ながら無観客での試合だったが、「会場には知っている顔ばかりで、声をかけてもらい、いい意味の緊張感があった」と話した清水。名城公園tonarinoの特設コートには、彼の声が元気よく響き渡っていた。
「東京オリンピックを目指していたとき、一時はパートナーもいなくて、前の所属先を離れてフリーの状態で村上とペアを組むことになった。その苦しいときにスポンサーについてもらったのが今大会共催の中部土木さん。これまでの感謝の気持ちを結果で伝えたい」と清水は述べた。

地元愛知県での試合となった清水啓輔

地元の期待を背負う清水/村上組は、明日の準決勝で王者、石島雄介/白鳥勝浩（ともにトヨタ自動車）組と戦う。村上は「自分たちがいちばん王者を倒す可能性があるチームだと思っている。高さはないが、攻撃に関しては作り上げてきたスタイルがある。白鳥さんが要所でまとめてくるので、そこをどう切り返すか」と、戦略ポイントを語った。

準決勝に向けて意気込みを語った村上斉

そのほか男子ベスト4に進出したのは、長谷川徳海（愛媛県競技力向上対策本部）/土屋宝士（恵比寿丸）組、髙橋巧（ANAあきんど）/マルキナシム（トヨタ自動車）組。

女子は松本姉妹ペアが初出場で初勝利！

女子では下剋上が起きた。今大会のワイルドカードを獲得し、マイナビジャパンツアー初出場を果たした松本恋/松本穏（ともにＭt.dogs）組が、格上の石坪聖野（アットホーム）/柴麻美（帝国データバンク）組に2-1（21-12, 20-22, 15-10）と大金星をあげたのだ。

松本恋/松本穏組は、ビーチバレーボールを始めて今年で4年目という姉妹ペア。妹の穏は「自分たちはまだポイントを持っていないし、これまでは公認大会に出るために車で9時間かけて会場にいき、30分もしないうちに負けて帰ったこともあった。でも、昨年から結果が出るようになって、こうやって大きな舞台に立つことができて、ほんとうに感謝しかありません」と思いを語る。一方、姉の恋は、「マイナビジャパンツアーはスポンサーもたくさんついていて、これまで自分たちが出ていた大会と全然違うので、試合がすごく楽しかった」と喜びを爆発させた。

初出場で初勝利を飾った松本恋/松本穏組

勢いに乗る姉妹ペアが明日の準決勝で対戦するのは、第2戦の平塚大会 ガラナ・アンタルチカ杯で優勝した長谷川暁子（NTTコムウェア）/坂口由里香（大樹グループ）組。「長谷川さんのプレーを生で見るのは初めて」という試合は、「まったくやったことのないチームだし、うまさは、だんぜん向こうのほうが上。自分たちのポテンシャルの高さをどう活かすか考えながらトップチームに挑みたい」と健闘を誓う。

堂々たるプレーを見せた妹の松本穏

そのほかの女子ベスト4チームは、山田紗也香（産業能率大）/西堀健実（トヨタ自動車）組、橋本涼加（トヨタ自動車）/村上礼華（ダイキアクシス）組。最終日、12日（日）の準決勝は朝9時からスタートする。

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