前半期の「マイナビワールドチャレンジ賞」男女4チームが表彰される
2019年から株式会社マイナビがツアー冠スポンサーとして特別協賛する「マイナビ ジャパンビーチバレーボールツアー2021」。本ツアーでは、ビーチバレーに取り組む選手たちの練習環境などを少しでも改善し、国際大会で活躍する選手を多く輩出するために、「マイナビワールドチャレンジ賞」という特別賞が授与される。
世界で戦える選手の輩出、国内ツアーのレベルアップと競技の活性化を目的として第4戦名古屋大会までの「前半期」表彰が行われた。
男子受賞の石島/白鳥ペアと村上/清水ペア
男子優勝は、第1戦から3大会連続で優勝した石島雄介(トヨタ自動車)/白鳥勝浩(トヨタ自動車)ペアが4800ポイントを獲得し、「前半期」を制した。石島/白鳥ペアは、2019年「前半期」「年間」に続いて、3度目の受賞。東京オリンピックに出場した日本代表チームは、2021シーズン「前半期」も王者として強さを見せつける結果となった。
混戦となった2位争いに勝利したのは、清水啓輔(N&Ncorporation/中部土木)/村上斉(ADI.G)ペア。今大会3位入賞し、800ポイントを得た。庄司憲右(愛媛県競技力向上対策本部)/倉坂正人(三菱オートリース)ペアと2134ポイントで並んだが、同ポイントになった場合は①「出場回数の多いチーム」②「優勝回数が多いチーム」③「授与大会の順位」④「授与大会の得点率(得点÷失点)」の順で順位を決定する規定により、③「授与大会の順位」が上回った清水/村上ペアが逆転で2位に入り、清水、村上は初の受賞となった。
3連勝を達成した白鳥と石島
石島雄介
「世界各国ではワールドツアーが開催されています。パリ五輪、ロサンゼルス五輪に向けて国内だけではなく海外の選手と戦って勝利してレベルアップすることが五輪出場にかかってくると思います。いただいた賞金を自分への生きた投資にしていきたい」
白鳥勝浩
「本当に夢のある賞だと思います。若い選手たちに、こんな夢のある賞があるのがビーチバレーボールだとわかってもらって、一生懸命練習して彼らが強くなって、それを自分たちがしっかり受け止めて負けないようにしたい」
今大会入賞を果たし2位に入った清水/村上ペア
清水啓輔
「賞をいただき、光栄です。賞を頂けたことは嬉しいのはもちろんですが、このような仕組みを作っていただいたことに温かさと感謝の気持ちを感じています。これが続いていくように僕たちはより頑張っていかないといけない」
村上斉
「僕たちは所属先が決まる前、アルバイトをしながら競技に打ち込んでいました。今の若い選手たちでもそういう形で活動している選手もいます。そういう選手たちにも、とても夢がある賞なのでうれしく思います。この賞金をビーチバレーのために使ってもっと強くなっていきたい」
女子受賞の長谷川/坂口ペア、村上/橋本ペア
女子優勝は第2戦で優勝、第4戦で準優勝した長谷川暁子(NTTコムウェア)/坂口由里香(大樹グループ)ペアが2666ポイントを獲得し、「前半期」を制した。
2位争いは男子同様、し烈を極めた。大会前は7位タイだった橋本涼加(トヨタ自動車)/村上礼華(ダイキアクシス)ペアがこの名古屋大会で優勝し、1600ポイントを獲得。2位に食い込んだ。長谷川、坂口、橋本の3選手は「マイナビワールドチャレンジ賞」初受賞となった。受賞インタビューでは、喜びと今後の抱負を語った。
女子「前半期」優勝の長谷川/坂口ペア
長谷川暁子
「マイナビワールドチャレンジ賞、いただきました!ありがとうございます!素晴らしい賞をいただいたので、これからもチームで強化して今後も優勝できるように頑張ります!」
坂口由里香
「ワールドツアーへ行くことができない状況ですが、今後はヨーロッパでは試合も予定されているし、チャンスがあったらどんどん出場したいと思っています。大会で勝ってマイナビさんにいい報告ができるように頑張ります」
女子2位の村上/橋本ペア
橋本涼加
「マイナビワールドチャレンジ賞をとれると思っていなかったので、今大会の結果でいただくことができて嬉しいです。ワールドツアーに行けない状況ですが、しっかり準備をして、いただいた賞金でワールドツアーへ挑戦していきたいと思います」
村上礼華
「今回、名古屋大会で優勝して『マイナビワールドチャレンジ賞』を受賞できました。また今後も、多くの大会に出られるように頑張りたいと思います。ありがとうございました」
第5戦都城大会からは後半戦がスタートする。各チームとも、「マイナビワールドチャレンジ賞」の年間チャンピオンを虎視眈々と狙いにいく。
マイナビポイント(9/12名古屋大会終了時点)
1位:1600ポイント加算
2位:1066ポイント加算
3位:800ポイント加算
5位:534ポイント加算