ビーチバレーボール

「マイナビワールドチャレンジ賞」後半戦がスタート。獲得を狙う上位チームに注目。

「マイナビワールドチャレンジ賞」後半戦がスタート。獲得を狙う上位チームに注目。

2019年から株式会社マイナビがツアー冠スポンサーとして特別協賛する「マイナビ ジャパンビーチバレーボールツアー2021」。本ツアーでは、ビーチバレーボールに取り組む選手たちの練習環境などを少しでも改善し、国際大会で活躍する選手を多く輩出するために、「マイナビワールドチャレンジ賞」として特別賞100万円が男女上位2ペアに授与される。

9月18日から20日に開催された「マイナビジャパンツアー第5戦都城大会 第22回ビーチバレー霧島酒造オープン」より後半戦がスタート。年間の「マイナビワールドチャレンジ賞」争いの幕が上がった。

男子暫定1位の座を守る石島/白鳥ペア
後半戦で男子暫定1位となったのは、前半3大会で優勝している石島雄介(トヨタ自動車株式会社)/白鳥勝浩(トヨタ自動車株式会社)ペア。今大会で優勝した髙橋巧(ANAあきんど株式会社)/マルキナシム(トヨタ自動車株式会社)ペアに準々決勝で敗れ、5位に終わり534ポイントを獲得。ポイントは、5334ポイントと2位以下を大きく引き離し、暫定1位の座は譲らない構えだ。

暫定2位には、今大会で初優勝の栄冠を手にした髙橋/マルキペアが入った。前回大会まで上位にはいなかったが、優勝して獲得した1600ポイントはやはり大きい。ライバルたちを押しのけ、合計3200ポイントとなり一気にランキング上位に浮上した。

3位、4位には、コンスタントに成績を残している庄司憲右(愛媛県競技力向上対策本部/湘南ベルマーレ)/倉坂正人(三菱オートリース株式会社)ペアが2934ポイント、土屋宝士(恵比寿丸)/長谷川徳海(愛媛県競技力向上対策本部)ペアが2932ポイントと、その後ろにぴたりとつけている。

今回、準優勝に終わった長谷川は、「僕たちはベテランチームだけど、国内国外と自腹で遠征をまわっている。後半戦はマイナビワールドチャレンジ賞を獲得して遠征費にしたいのでがんばりたい」と試合後、力強い言葉で今後の健闘を誓っていた。

暫定2位に躍り出た髙橋/マルキペア
女子暫定1位は、第2戦から入賞を果たしている長谷川暁子(NTTコムウェア)/坂口由里香(大樹グループ)ペア。合計3466ポイントを獲得した。日本代表経験のある選手同士のベテラン組には調子の波は見られず、着々とポイントを積み重ねている。

暫定2位には橋本涼加(トヨタ自動車株式会社)/村上礼華(ダイキアクシス)ペア。今大会5位に終わったが、3位、4位に差をつけて2位をキープ中だ。3位には今大会チーム初優勝を果たした石坪聖野(アットホーム株式会社)/柴麻美(株式会社帝国データバンク)ペアが6位からランクアップした。

女子暫定1位の長谷川/坂口ペア
この2チームの動きを見ると、いかに優勝1600ポイントが大きく影響するか、よくわかる。一度でも優勝を手にすれば、逆転可能だ。今後、ワールドツアー出場を目指すチームにとって、夢のある賞。それが「マイナビワールドチャレンジ賞」である。
第6戦松山大会ではいよいよ佳境。その獲得ポイントによっては、ファイナル大会に向けてフィナーレの展望が見えてくる見逃せない戦いとなる。

今大会初優勝しランクアップした石坪/柴ペア
マイナビポイント(9/20都城大会終了時点)
1位:1600ポイント加算
2位:1066ポイント加算
3位:800ポイント加算
5位:534ポイント加算
9位:320ポイント加算