ビーチバレーボール

出場選手が意気込み語る。「マイナビジャパンツアー2022」開幕記者会見。

日本バレーボール協会は5月3日(火・祝)に東京都立川市TACHIHI BEACHで開幕する「マイナビジャパンビーチバレーボールツアー2022」(以下・マイナビジャパンツアー)に向けてオンライン記者会見を4月26日(火)に開催し、会見の模様はJVAチャンネルでライブ配信された。

登壇者には会長の川合俊一氏、ビーチバレーボール事業本部長の川合庶氏、ビーチバレーボール強化委員長の牛尾正和氏と、選手代表として髙橋巧(ANAあきんど株式会社)、 小田涼太(ハウスコム株式会社)、 坂口由里香(大樹グループ) 、村上礼華(ダイキアクシス)の4名が出席。シーズン開幕に向けてコメントを述べた。

「マイナビジャパンツアー2022」には株式会社マイナビが冠協賛することが決定し、4年目を迎えた。今シーズンは1大会の賞金額をアップ。トップツアーをより魅力的に、全プレーヤーが目指すべき夢のある舞台へ成長させるため、優勝賞金は1チーム60万から100万へと増額された。

さらに国内最高峰ツアーの競技レベルを高め、より世界につながっていく大会とすることを目指して導入された「マイナビワールドチャレンジプロジェクト」を今年も実施。ツアーの「前半」「年間」それぞれのチームランキングポイント上位男女各1チームに「マイナビワールドチャレンジ賞」として賞金100万円が授与される。

また若手選手の出場機会も創出し全体的な選手強化を図るのを目的とし、競技形式(下記①~⑤参照)および参加チームを増加、対戦カードの変化を図っていく。海外選手の招致、Vリーグとのコラボレーション企画も検討中。昨年は新型コロナウイルス感染防止対策によってすべての大会を無観客開催としたが、今シーズンは基本的に有観客とし有料席を設ける。

川合会長

川合会長も「オリンピックイヤーが終わり、今年はペアも変わり若い選手も出てきました。昨シーズンと競技形式も異なり、どこのチームが優勝するかわからない試合が増え、予想ができない試合展開になることも楽しみです。日本バレーボール協会としてもビーチバレーボールを盛り上げていこうと思っています。」とリニューアルを遂げた「マイナビジャパンツアー」に期待を寄せた。

川合事業本部長

4月14日付けでビーチバレーボール事業部本部長に就任した川合庶本部長も初の公の場に登場し、「これまで強化委員長として携わってきたが、今後はビーチバレーボール全体を私が統括していく役職に就き、光栄に思っています。ビーチバレーボールはオープンで楽しい競技。世の中に浸透できるよう、マイナビジャパンツアーで選手の皆さんがいいプレーをみせてくれることが大きな宣伝にもなるのでがんばってもらいたい。」と抱負を述べた。

坂口由里香(大樹グループ)

「今シーズンは有観客ということで、選手たちが冬の期間に積み重ねてきたことをたくさんの方々に見せられるようにがんばりたい。今年も協賛社さまのおかげで私たち選手は試合に出場できるので感謝の言葉しかありません。賞金が上がるのは優勝に向けて気合いが入るしさらにやりがいを感じています。」

小田涼太(ハウスコム株式会社)

「自分のような1年目の新人に会見の席を設けていただき、ありがとうございます。大学4年時にマイナビジャパンツアーに出場したときはトップの選手にぜんぜん自分の力が通じず、その悔しさをバネに練習を続けてきました。練習の成果を皆様にお見せできるようにがんばります。」

村上礼華(ダイキアクシス)

「久しぶりの有観客ということで、たくさんの方々のご尽力のおかげで開催されることに感謝しています。1戦1戦、ペアの橋本(涼加)選手とテンションを上げて挑みたいと思います。第2の地元である松山で開催されるのは、どの大会よりも優勝したいという気持ちが強い。松山で応援してくださる皆さんにいい報告ができるようにがんばります。」

髙橋巧(ANAあきんど株式会社)

「開催に向けてたくさんの方々にご尽力いただき、ありがとうございます。パートナーのマルキ(ナシム)選手とともに出場選手としてプレーで大会を盛り上げられるようにしたいです。日々の積み重ねを意識して課題を克服してそれを開幕戦で活かせるようにがんばりたいと思います。」

「マイナビジャパンツアー2022」は5月3日にいよいよ開幕。第1戦立川立飛大会はすでに有料席チケットは完売、インターネットライブ配信を予定している(Channel JVA)

【マイナビジャパンツアー2022 競技形式】

①6チームによるシングルトーナメント

②8チームによるシングルトーナメント

③8チームの予選(4チーム上がり)→合計8チームによる本戦シングルトーナメント

④3チーム× 4プールの12チームによる予選

→各プール上位2チームが本戦トーナメントに進出し合計8チームによる本戦シングルトーナメント

⑤4チーム×4プールの勝ち上がり形式による予選

→各プール上位3チームが本戦トーナメントに進出し合計12チームによる本戦シングルトーナメント

*会場規模、大会日数によって競技形式は異なる。