PLAYERS INTERVIEW⑫ 村上礼華
可能性無限大のヤングプレイヤー
恩師との出会いをきっかけに大学生時から本格的にビーチバレーを始めた村上。
昨年のジャパンツアーでも初優勝を飾り、今最も伸びしろが注目されている選手の一人だ。
パートナーの坂口佳穂と共に更なる高みを目指す。
――バレーボールを始めたのはいつ頃ですか?
「小学1年生の頃です。小さい時から日本代表の試合を見るのが好きでした。3歳から小学6年生までは水泳を続けており、当時はどちらかというと水泳の方が好きだったかもしれないです(笑)」
――ビーチバレーボールを始めたきっかけは?
「高校生の時にマドンナカップに出場したことがきっかけです。元々通っていた高校が常連で出場していました。それとは知らず入学したんですけどね(笑) 本格的に始めたのは大学1年生の頃に佐伯(現姓・福井)美香さん(元ビーチバレー選手)に声をかけてもらってからです。『インドアではもうやりたくない』という気持ちもあり、新しいことにチャレンジしたいと思いました」
――ビーチバレーボールの魅力とは?
「インドアと違って2人しかいないので、コミュニケーションをたくさん取るようになりましたね。佳穂さんが『何でも言っていいよ!』というスタンスなので私も心を開いて伝えています。観客と距離が近いのも魅力です。とても楽しみやすいと思います」
――昨シーズンを振り返ってどのようなシーズンでしたか?
「ワールドツアーに出場しても結果が出ないことが多く、『どうしよう』と思う事も多かったですが、『1年目だから仕方ないか』と開き直ったら徐々に良くなりました。怖いもの知らずでしたね(笑)」
――自分の強みは?
「どんな状況でもサーブを攻める事ですね。ミスが多くて守りに入ってしまうこともあるのですが、佳穂さんが『そこは攻めて』と言ってくれるのでミスを恐れずに打つことができます。無回転と回転のあるサーブを混ぜて、どこに来るかわからないように打つことを意識しています」
――国内で凄いと思う選手は?
「長谷川暁子選手です。プレーだけではなくフィジカル面でも凄いと思います。試合中は決めた後でもよく相手を見ていて、対戦相手としては見られることは嫌なので自分も真似しています(笑)」
――海外遠征の経験は?
「昨年は18ヵ国行きました。昔は海外の食べ物が合わず、食べられないものもたくさんあったので、メンタル的にもきつかったですね。今はだいぶ食べられるようになりました!
韓国、トルコ、スイス、イタリアにはまた行ってみたいです。食べ物がとてもおいしかったので(笑)」
――代表への意識いつ頃から?
「大学1年生の終わりにU21の話を頂いたときは驚きましたが、そのときから少しずつ意識し始めました。今後の目標はワールドツアーで表彰台に上がることです」
――あなたにとってオリンピックとは?
「すごい大きな目標です!佐伯さんを尊敬しているし越えなければいけなと思っています」