ビーチバレーボール
川崎マリエンのビーチバレーボールコート砂入れ工事
2020年8月8日、ビーチバレーボールのナショナルトレーニングセンターに指定されている川崎マリエンにて、新しい砂を補充する“砂入れ”が行われた。これは昨年秋の台風によって、ビーチバレーボールコートの砂が大量に吹き飛ばされてしまったため、その補充を行う工事である。
今回補充する砂はオーストラリア産のホワイトサンド。川崎マリエンでは、国際大会と同レベルのコートを選手に提供するため、国際バレーボール連盟(もしくはNPO法人 日本ビーチ文化振興協会)が推奨する砂を使用している。手に取ってみると、オーストラリアの砂は粒が非常にきめ細かくサラサラしている。 補充する砂の重量は40トン。大型トラック3台で搬入された1トンごとの小分け砂袋を、クレーンで吊って上空からコート内に搬入する。なんと、入れた砂をならすためのブルドーザーも、同様にクレーンで豪快に吊り上げてコートに搬入されたのには驚かされる。砂を加えてコートを整える作業は炎天下の中、半日にも及んだ。解放感あふれるビーチバレーの舞台はこういった裏方作業にも支えられているのだ。
これで選手たちも、きたるオリンピックに向けてベストな練習環境でトレーニングに取り組めるに違いない。