賑わいを見せた城山公園。「マイナビジャパンツアー第5戦松山大会」初日。
「マイナビジャパンビーチバレーボールツアー2019第5戦松山大会」が8月24日(土)、愛媛県松山市の城山公園で第1日目を迎えた。今大会は男女12チームが出場。予選はなく、本戦のみでプール戦(3チームごとの4プール)が明日25日(日の)午前中まで行われ、上位1チームが決勝トーナメントへ進出する。
戦いの舞台となったのは、標高132mにある天守閣から松山市内を一望できる松山城のおひざ元である城山公園。敷地内には、練習コートを含めたコート3面分の砂を運び、昨年よりも砂を細かく砕く工程も行われた。また、コートの周りには、肉やスイーツ、アルコールなどのフードコートも立ち並び、城山公園にはおよそ2500名が訪れ、賑わいを見せた。
都心から好アクセス。松山城から見た特設コート
そんな中、格上の勝利して会場を沸かせたのは、今回ワイルドカードで出場した地元の坪内紫苑(松山東雲女子大)/松尾優美(松山東雲女子大)組。第2戦立川大会で準優勝した山田寿子/南谷綾華(BMKG)組と同じプールで対戦し、フルセットの末勝利をあげた。
坪内/松尾組は、8月初旬に開催された「ビーチバレーボールジャパンカレッジ」で優勝候補の一角にあげられていたが、4位に沈んだ。
最後の夏を終えた4年の坪内は、「ジャパンカレッジではチームの雰囲気が悪くなって会話が少なくなってしまった。一方、優勝した同じ大学の武田ひかり/大本真代組は、すごく会話していた。今大会は自分たちも、どんな状況でも声を掛け合おうという気持ちで挑んだ」と決意を固めて挑んだという。
パワフルなプレーが光った松尾の強打
山田/南谷組戦は、第1セットを先取したが、接戦となった第2セットを落とす。しかし、勝負所となった第3セットは、「よくない時でも声を出し合った。気持ちを切り替えられた」(坪内)。
第3セット序盤から強気のサーブで攻め続け主導権を握った。「自分の力を出せた」と振り返る松尾の武器であるパンチのある強打も高い決定力を光り、強豪を打ち破った。
坪内/松尾組は、明日25日(日)は決勝トーナメント進出をかけて、鈴木悠佳子(湘南ベルマーレ/荒井商事)/永田唯(スポーツクラブNAS)組と対戦する。「たくさんの方に応援にきていただいた。明日はもっと強打を打ってくるチームと対戦なので、強気でプレーしていきたい」と健闘を誓った。
松山城をバックにしたロケーション