石島/白鳥組ら、準決勝進出。「マイナビジャパンツアー第2戦立川立飛大会」。
国内最高峰のツアーである「マイナビジャパンビーチバレーボールツアー2019第2戦立川立飛大会」第1日目が6月8日(土)、東京都立川市のTACHIHI BEACHで開催された。今大会はメインコートのみで行われ、男女各8チームが出場。一度負けたら敗退となるシングルエルミネーションを戦い、勝者4チームが9日(日)の準決勝進出を決めた。
会場となる TACHIHI BEACH (タチヒビーチ)は、多摩モノレール立飛駅の目の前にある立飛アリーナ、立飛ドームと隣接する施設。バスケットボール、卓球、フットサル、大相撲などのスポーツで賑わっている。TACHIHI BEACH (タチヒビーチ)は2017年7月にオープンして以降、ビーチバーベキューやビーチサッカーが行われ、ビーチバレーボールの公式戦は初の開催となった。
朝9時から執り行われた開会式には、立川市の清水庄平市長が来場。「今、立川市は2020年のオリンピック・パラリンピックに向けていろいろなスポーツで盛り上がりを見せている。今回、初めてビーチバレーボールが立川で開催され、新しいスポーツをぜひとも応援していきたい。選手の皆さんには、ぜひ訪れた観客、メディアの皆さんにビーチバレーボールの魅力を披露してほしい」と述べた。
オーストラリアチームを破った土屋/村上組
一発勝負の1回戦を制しベスト4入りを果たしたのは、高橋巧(ANAセールス)/長谷川徳海(愛媛県競技力向上対策本部)組、石島雄介(トヨタ自動車)/白鳥勝浩(トヨタ自動車)組、土屋宝士(フリー)/村上斉(ADI.G)組、オーストラリアからやってきた24歳のTim Dicksonと21歳のMarcus Ferguson組。
女子は、坂本実優/沢目繭(新興和製薬/湘南ベルマーレ)組、本村嘉菜(アイビークリーン/sandblock/KLB)/酒井春海(アイビークリーン)、宮川紗麻亜/吉澤智恵、南谷綾華(BMKG株式会社)/山田寿子組の4チームとなった。
シード上のチームを破った南谷/山田組
今回、ペアを組み始めて間もなく公式戦を迎えた石島/白鳥組は、庄司憲右(愛媛県競技力向上対策本部)/倉坂正人(三菱オートリース)組と対戦。
第1セットを21-16と先取するも、第2セットは庄司/倉坂組が21-19と奪い返す。第3セットもその勢いで庄司/倉坂組が3-0とリードを奪ったが、「嫌な流れの中でも、ゲームの流れに沿っていろいろ教えてもらい、巻き返せたのは収穫だった」と石島。そこから石島のブロックポイント、白鳥のディグから流れを掴み、逆転で第3セットを15-6と取り、ベスト4進出を決めた。
石島は、「これまで同じチームだったけれど、ビーチバレーボール界のレジェンドと言われる白鳥さんとペアを組む機会はなかった。まだまだ日が浅いので完成度は低い。これからは何が何でも東京オリンピックを見据えて、勉強しながら伸びていきたい」と意気込みを語った。
明日9日(日)は、朝9時から女子準決勝が行われる。