U21女子日本代表、予選敗退。 「U21世界選手権」
2019年のアンダーカテゴリーの国際大会となる「U21世界選手権」が2019年6月18日(火)、タイのウドンターニーで開幕した。
日本代表は女子のオト恵美里(産業能率大)/永鳥サディア(産業能率大)組が大会初日の予選から出場し、2回戦でカナダと対戦した。
試合は第1セット序盤からカナダに得点差を広げられる。サーブの打ち損じも多く見られ、主導権を握れないまま、12―21と先取された。
第2セットは、少しずつ固さがとれていったオト/永鳥組のディフェンスが機能し始める。しかし、「経験がない分、一度ミスをしたらなかなか切り替えることができない」とコーチの佐伯美香氏が振り返るように、レセプションミスからサイドアウトが切れなくなる。序盤から4-7とリードを奪われ、そのままカナダをとらえることができず、オト/永鳥組は14-21と敗戦した。
オトと永鳥は、昨年度の春の高校バレーが終了してすぐにビーチバレーボールの練習を始め、3月に開催されたU21アジア選手権に出場した。2人は下北沢成徳高を卒業後、産業能率大に入学。オトはトンガ、永鳥はガーナ、ともにハーフの高い身体能力を買われて今大会の出場メンバーとして練習に励んできた。
しかし、ビーチバレーボールを始めてまだ5ヵ月。世界の厳しい壁が立ちはだかり、オトと永鳥の世界デビューは1試合で終わった。
ともにハーフの永鳥とオト
永鳥は「砂に慣れるところから始めてきたが、まだインドアバレーのプレーが抜けていない。前回のアジア選手権と同じようなミスをしてしまったので、成長を感じることができずに終わってしまった」と唇を噛んだ。
オトも「課題がたくさんありすぎて…。とにかく早く上手になって勝ちたい。これからたくさん練習して、もう一度この舞台に戻ってこられるようにがんばりたい」と視線を前へ向けた。
男子は19日から本戦プール戦に挑み、カザフスタンとアメリカに敗れ、現在2敗。20日は決勝トーナメント出場をかけてニジェールと対戦する。