ビーチバレーボール

日本勢、プール戦で敗退。 「FIVBワールドツアー2019 4star東京大会」第3日目。

日本勢、プール戦で敗退。

「FIVBワールドツアー2019 4star東京大会」第3日目。

2019シーズン日本で開催される国際大会となる「FIVBビーチバレーボールワールドツアー2019 4star東京大会」第3日目が7月26日(木)、東京都品川区潮風公園で開幕した。通常4-star大会のプール戦は2試合だが、今大会は東京オリンピックのテストマッチとして開催されているため、特例でプール戦3試合を行う。第2日目には各チームプール戦2試合を行い、女子ラッキールーザーマッチと男子の決勝トーナメント1回戦が行われた。

男子は,、朝9時から西村晃一(東京ヴェルディWINDS)/柴田大助(東京ヴェルディWINDS)組で試合がスタート。その後、石島雄介(トヨタ自動車)/白鳥勝浩(トヨタ自動車)組、長谷川徳海(愛媛県競技力向上対策本部)/髙橋巧(ANAセールス)組が格上のチームに挑んだが、3チームとも敗戦し19位タイに終わった。

日本勢は本戦で勝利をあげることができなかったが、そんななか、石島/白鳥組はポーランド戦、ワールドツアーランキング6位のオランダ戦でフルセットゲームを繰り広げ、会場を沸かせた。


ペアを結成しておよそ1ヵ月半でワールドツアーに挑んだ石島/白鳥組

石島/白鳥組は、2016年リオデジャネイロオリンピックで銅メダルを獲得した198cmのブラウサー、207cmのメーウセンのペアに1セット先取。第2セットも決して引導を渡されることなく、セットを奪取されたものの対等にわたりあった。好循環の要因となったのは、ブロッカー石島の相手を威圧するブロック、バリエーションのある攻撃、粘りのあるつなぎ。石島は、コート狭しと縦横無尽に走り回った。

「白鳥さんが駆け引きをするうえで指示をくれる。ブロックに跳んだ時、相手が迷っているなと感じる。波長のようなものも感じる。白鳥さんと組むまでずっと自分の中でモヤモヤしていたものがなくなったことは大きな強みだと思う」と石島自身も大きな手ごたえを感じた1戦となった。

女子は、溝江明香(トヨタ自動車)/橋本涼加(トヨタ自動車)組、鈴木千代(クロス・ヘッド)/坂口由里香(オーイング)組、西堀健実(トヨタ自動車)/草野歩(パソナ)組、石井美樹(荒井商事/湘南ベルマーレ)/村上めぐみ(オーイング)組の4チームが登場した。

気温30°以上の猛暑の中、日本勢は次々に世界の高い壁に阻まれ、突破口を開くことができなかった。昨年、3t-star大会で銅メダルを獲得し今大会も飛躍が期待されていた石井/村上組は、アメリカのスエット/ジェニングス組にストレートで敗れた。


19位に終わった石井/村上組

石井/村上組はアメリカで強化合宿を行う際、スエット/ジェニングス組と一緒に練習することもあるという。石井は「初めて公式戦で対戦した。練習の時よりも数段、プレーが違う。集中力が増していた」と相手の強さを振り返った。

ブラジルのベテラン、アントゥネス/リマ組相手に強打で果敢に攻めた草野は、「しっかりスイングしていって強打を一発放っても、それは21点の中の1点。それをどれだけ継続できるかが大切で、今はどうしても苦しい状況になってしまう。今後はそこを分析して克服していきたい」と課題を口にした。


ブラジルのブロックに阻まれる草野の攻撃

第4日目となる27日(土)は、女子決勝トーナメント1回戦が朝9時から行われる。


男子試合結果


女子試合結果


26日対戦表