「新しいことにトライ」。 オフ期に開催される川崎マリエンシリーズ第1戦結果。
日本ビーチバレーボール連盟が主催する2019年の初戦となった「川崎マリエンシリーズ第1戦」が1月20日(日)、神奈川県川崎市の川崎マリエンビーチバレーボールコートで開催された。男子22チーム、女子13チームが出場し、予選グループ戦、決勝トーナメントを戦った。
日本ビーチバレーボール連盟では1月から3月にかけて、上位入賞者には賞金、オフィシャルポイントを授与する「川崎マリエンシリーズ」を2016年から開催してきた。国内最高峰となる「ジャパンビーチバレーボールツアー」の開幕を4月下旬に控え、オフ期となるこの時期の大会は、各ペアにとって新シーズンに向けた腕試しとなる。
男女ともに日本代表選手やワールドツアーを転戦している選手の顔も見られる中、優勝したのは村上斉(ADI.G)/土屋宝士組と石坪聖野(アットホーム) /柴麻美(帝国データバンク) 組だった。
女子優勝の石坪/柴組
石坪/柴組は、今年でペア結成3年半。12月のタイ合宿を経て、2019シーズン初の公式戦に挑んだ。
柴は「自分たちは長く組んでいるので、ある程度チームの基礎はできている。それでもワールドツアーで勝つために引き出しを増やしていこうと、冬の間に新しくトライしてきたことをやってみようというのが、テーマだった。まだ、できないことは多いけれど、その中でもやってみたらできた、ということもあったので、いい感じにトライできた1日だった」と収穫を述べた。
男子は、2019シーズンから新たにペアを組んでいく村上/土屋組が、決勝戦で庄司憲右(愛媛県競技力向上対策本部)/倉坂正人(三菱オートリース)組を接戦の末、制した。
今季からレシーバーに挑戦していく土屋
今季からレシーバーに専念するという土屋は「試合には勝ったけれど、レシーブの力だけを言ったら、庄司のほうが上。自分のレシーブのスキル不足を思い知った大会だった。カタールの代表のJefferson(Santos Pereira・身長182㎝、リオデジャネイロオリンピック9位)のような、歩幅も広くトップスピードに乗っていけるレシーブができるようになりたい。理想にどれだけ近づけるか、が今の課題」と反省を口にした。
次なる川崎マリエンシリーズ第2戦は2019年2月17日(日)、第3戦は2019年3月10日(日)を予定している。