ビーチバレーボール
鈴木/坂口組、初戦で銅メダル獲得。 ワールドツアープノンペン大会。
ワールドツアープノンペン大会が2月21日から24日、カンボジアの首都プノンペンで開催された。日本からは4チームが出場し、ワイルドカードで出場したシード11の鈴木千代(クロス・ヘッド)/坂口由里香(オーイング)組が銅メダルを獲得した。
最高気温35度、過酷な暑さの中で行われた戦い。鈴木/坂口組は本戦1回戦で溝江明香(トヨタ自動車)/橋本涼加(トヨタ自動車)組に勝利し、準々決勝で西堀健実(トヨタ自動車)/草野歩(パソナ)組を破ったシード4のタイ1に対し、フルセットの末勝利をした。
最終日に進んだ鈴木/坂口組は、準決勝でギリシャにストレート負けを喫したが、続く3位決定戦のタイ2戦では第1セットを先取されたが、第2セットから巻き返しフルセットの接戦を制した。
表彰式にてメダルを手に笑顔の選手、スタッフたち
今シーズンからペアを組んだ鈴木/坂口組は、ペア初戦のワールドツアーで初めてメダルを手にした。
鈴木/坂口組の専任コーチの渥美義弘氏は、「今大会は鈴木に冷静さがあり、相手によってサーブ、ブロックのサイン、ブロックの跳び方などを変えていたところはよく機能していた。坂口も初戦は緊張していたが、鈴木の冷静さに引っ張られるように2試合目以降はかなり冷静にオフェンス、ディフェンスをこなしていた。かなりの暑さだったが、事前のタイでの合宿で暑さに慣れていたのも勝因のひとつだと思う」と戦いを振り返った。
優勝は、ギリシャのArvaniti/Karagkouni組、準優勝はアメリカのDowdy/Quiggle組だった。