後藤/林組が日本最高順位の5位タイで終了。「U21アジア選手権」結果
2019年のアンダーカテゴリーの国際大会となる「U21アジア選手権」が2019年3月15日から18日、タイのローイエットで開催された。男子は堀川貴之(京都産業大)/安達龍一(洲本高)組、後藤陸翔(新田高)/林聖瑠(熊野東中)組、女子はオト恵美里(下北沢成徳高)/永鳥サディア(下北沢成徳高)組、川崎菜々子(野村高)/重親亜依(大社高)組の男女各2チームが出場した。
堀川/安達組以外は、国際大会初体験となった今大会。猛暑に見舞われ、コンディション調整が難しい中、挑んだヤングジャパン。後藤/林組、オト/永鳥組がプール戦を突破し、決勝トーナメントに進出した。
16チームによる決勝トーナメント1回戦では、オト/永鳥組はニュージーランドに0-2で敗れ9位タイで終了したが、後藤/林組はインドネシアとの対戦で2-1と勝利をおさめ、準々決勝に進出。準々決勝ではカザフスタンと対戦し0-2と敗れ、日本チーム最高位の5位に終わった。
プール戦での重親/川崎組 写真/AVC
各選手のコメントは下記の通り。
後藤陸翔
今大会を通じて、自分はビーチバレーの経験がほとんどない中でのアジア選手権で、インドアのバレーと違い、ビーチバレーは人間性がすごく出る競技というのを実感しました。ペアへの思いやりが試合を決めることを凄く実感した大会でした。もっと砂の上に慣れて、ペアを思いやるプレーをもっと増やしていきたいです。セットやブロックが1番思いやらなければいけないプレーなのでペアとのコミュニケーションを常にとってお互いがやりやすいバレーをもっと追求していきたいです。世界選手権の代表になれるように自分に出来ることをこれからしっかりやっていきたいです。
林 聖瑠
今回のアジア選手権に出場してみて海外で試合をする空気感や環境の変化などどれも初めて体験するものばかりでなかなかなれることが出来ず思うように試合を作ることができていませんでした。試合では自分が狙われて流れが切れない場面がたくさんありそのままセットを取られてしまうということがありました。今回のことから自分に何が足りないのかがよくわかったので、今後のアジア選手権や世界選手権に出て海外の選手達に勝つために足りないところを磨いていこうと思います。
堀川貴之
このu21アジア大会を終えて、改めて自分の実力不足を痛感させられました。国際大会の厳しさや、自分のプレーの通用する部分、まったくしない部分などをこの大会で実感しました。この大会で他国チームの雰囲気や技術など、たくさんの収穫があり、自分はまだまだ足りないものだらけなので、ここで得た経験をこれからのインドアバレーを中心に、ビーチバレーにも活かしていけるようにやっていきたいと思います。
安達龍一
昨年に引き続き、今年も世界の高いレベルのビーチバレーボールを体験させていただきました。他国の選手は、個人のスキルが高く、チームの連携がとても綿密にとられていて、1年を通してビーチバレーに取り組んでいる選手なのだろうと思わされました。この大会を通して見つかった僕自身の課題は、ブロックです。この課題を解決するために、少しでも長くビーチバレーに関わっていきたいと感じました。大学に入るとどうしてもインドアが主体になってしまいますが、出来るだけ機会を作ってビーチバレーにも取り組んでいきたいです。
永鳥サディア
他国のチームとゲームをして、身長の高い選手でもただ闇雲にうちに行くだけでなく細かいプレーを使って点を取りにいっているところが自分との違いだと思いました。今回この合宿に参加させていただいて海外の選手たちと試合ができたことで、ビーチバレーの楽しさを改めて知り、世界で戦えるような選手になれるようになりたいと強く思いました。大学に入ってビーチバレーで上を目指していけるように頑張りたいと思います。
オト恵美里
今回アジア選手権に出させてもらえたことで海外の選手と試合ができて肌で高さや速さを感じることができました。自分はビーチバレーを始めたばかりなのでまだまだ未熟です。でも、今回の大会を通していい刺激を受けることができたのでこれからこの経験を生かし沢山練習をして、まずは日本で勝てるようにしてそれから海外でも勝っていけるような選手になれるように頑張りたいです。
重親亜依
チームの課題として、相手の情報や自分たちの戦術などについて、もっとコミュニケーションをとってプレーしていけるようにしたいです。初めてアジア選手権に出場させてもらい、他国の選手と戦ったり、他国の選手のプレーを見たりしてたくさんのことを学び、多くのことを吸収できた大会になりました。勝つことができず、改めて自分の課題を知ることもできました。
本当に貴重な経験をさせてもらえたので、この経験を今後にしっかり生かして更に成長していきたいです。
川崎菜々子
チームの課題としては、私たちはレセプションからの1本目のワン、2本目のセットを思うように上げられていませんでした。トップ選手達を見ると1本目、2本目が安定しているので、チームとしてもっと安定させなければならないと思いました。今後、アジア選手権で学んだ他国のチームの戦い方、そして、今回出た自分の課題をビーチバレーで必ず活かします。そして、この舞台に再び帰ってこれるように努力していきます。