ビーチバレーボール

トップ選手たちが新シーズンへの意気込みを語る。 2019シーズン開幕記者会見、開催

トップ選手たちが新シーズンへの意気込みを語る。

2019シーズン開幕記者会見、開催

日本バレーボール協会はビーチバレーボールの2019シーズン開幕に向けて公開記者会見を5月16日(木)、東京都内で開催した。およそ150人のメディアとシーズン開幕を待ちわびるファンおよそ100名が来場。選手代表として、石島雄介(トヨタ自動車)、越川優(横浜メディカルグループ) 、高橋巧(ANAセールス)、長谷川徳海(愛媛県競技力向上対策本部)、石井美樹(荒井商事/湘南ベルマーレ)、村上めぐみ(オーイング)、長谷川暁子(NTTコムウェア)、二見梓(東レエンジニアリング)が出席した。

この会見は、2部構成で行われ、第1部は国内トップツアーの冠協賛、第2部は7月に開催される「FIVBワールドツアー2019 4star東京大会」のプロモーションについて、発表された。

国内最高峰ツアーとして開催されてきた「ジャパンビーチバレーボールツアー」は、過去3年間東京大会の冠スポンサーを務めてきた株式会社マイナビが、4年目を迎えた今年、ツアーの冠スポンサーとして協賛。装い新たに「マイナビジャパンビーチバレーボールツアー」(略称:マイナビジャパンツアー)となる。


メディア、ファンが来場した公開記者会見

現時点で発表されている6大会に加え、第7戦として名古屋大会(9月28日、29日、愛知県名古屋市名城公園tonarino)が加わり、ファイナル大会を含めて年間8大会開催される。

大きな目玉となるのは、「マイナビ ワールドチャレンジプロジェクト」として、年間のツアー大会をツアー前半、後半の2つのステージに分けて「マイナビポイント」制度の導入だ。
男女上位2チームが「マイナビ ワールドチャレンジ賞」として表彰され、ワールドツアー参戦に向けて支援を受けることになる。

会見に出席した株式会社マイナビの中川信行代表取締役社長は、「ビーチバレーボールはリオデジャネイロオリンピックでは最初にチケットが売り切れるほど海外では人気の高い種目ですが、日本では残念ながらまだそこまでの状況ではありません。そのため、決して充実した練習環境とは言えない中、選手たちは世界で戦っています。その中で、世界で戦える選手を輩出するための支援を行う事が、当社のブランドメッセージである『成長と成功のきっかけ』というと合致していると考え、この度の取り組みを決定しました。選手たちが世界レベルの試合を経験することで国内ツアーのレベルが上がり、日本で少しでもビーチバレーボールの注目度があがり、多くのファンが観戦に来場するよう、当社も協力していきたい」と、ビーチバレーボールへの期待を述べた。


ラモス瑠偉氏と選手のトークセッション

第2部では、2020年東京オリンピックのプレ大会として開催される「FIVBワールドツアー2019 4star東京大会」の概要が、八田茂専務理事から説明された。それに合わせて、大会アンバサダーに就任したラモス瑠偉氏が登壇した。

1989年(平成元年)に日本国籍を取得。サッカー日本代表として活躍し、現役引退後はJリーグクラブで指揮を執ったほか、ビーチサッカー指導者としても活躍するラモス瑠偉氏。越川、村上、石井の3選手とビーチスポーツ発展にかける熱いトークセッションを行い、「ビーチバレーボールは、太陽、青い空の下で動けるのが魅力で、一度見れば、必ず楽しいと思うスポーツ。今回アンバサダーとして声かけていただき、自身のプライドもあるのでビーチサッカーとともに熱い気持ちで皆さんの力になれたらいい」とPRへの意気込みを語った。


長谷川徳海「競技を始めて10年以上が経つが、ツアーに新たに冠スポンサーがついていただき、うれしく思っています。今後、賞金が上っていくツアーになっていくのが楽しみ。その舞台に立つ人間として競技力の向上とともに人間として日々高めていきたい」


越川優「私たち選手は2020年に向けてがんばっていますが、マイナビジャパンツアーは今後さらに成長していく大会。今いる選手が成長していいプレーを見せて、今後の若い選手にもつながるような大きな大会にしていきたい」


村上めぐみ「私たちは、開幕戦の平塚大会にエントリーしている。今年から賞金額を上げていただき、選手たちもモチベーションが上がっている。もっともっと強くなっていけば、大会も盛り上がっていくと思う。応援よろしくお願いいたします」


二見梓「昨シーズンは出場することができなかったので、今年は楽しみ。私たちのプレーを見てもらって楽しいと思ってもらえるようにがんばりますので、よろしくお願いいたします」


FIVBワールドツアー4star東京大会に向けてフォトセッション