ビーチバレーボール

「マイナビワールドチャレンジ賞・前半期」 長谷川/坂口組、長谷川/倉坂組が制す。

「マイナビワールドチャレンジ賞・前半期」 長谷川/坂口組、長谷川/倉坂組が制す。

「マイナビジャパンビーチバレーボールツアー2023」(以下・マイナビジャパンツアー)第5戦となる「マイナビジャパンツアー青森大会」が8月27日(日)に終了。前半期の「マイナビワールドチャレンジ賞」チームが決定した。

「マイナビワールドチャレンジ賞」は、第1戦〜第5戦の「前半期」、第1戦〜ツアーファイナルの「年間」の2つのステージにおいて各々の期間のマイナビポイント(チームポイント)ランキング男女1位のチームに賞金100万円が贈られる賞だ。

▲「前半期」を受賞した坂口

女子のランキング1位は、初戦と第5戦では準優勝に終わったものの、第2戦から第4戦で3連勝を果たした長谷川暁子(NTTコムウェア)/坂口由里香(トーヨーメタル)組。5520ポイントを獲得し、2位の坂本実優(キュービック・スポット)/沢目繭(ミライラボバイオサイエンス)組を1434ポイント、引き離し堂々の優勝に輝いた。

「前半期」の優勝は、3年連続3回目。今年でペア結成3年目を迎え、コンビネーションも熟練味を増してきた。国内では揺るがない強さを維持している。

▲ブロッカーとして成長中の長谷川

第5戦は、すでに受賞が確定していたが、「この大会でも優勝して、マイナビワールドチャンレジ賞と『ダブル優勝』を目指したい」と意気込んでいた長谷川と坂口。しかし、世界選手権17位タイという成績を残している石井美樹(湘南ベルマーレ)/溝江明香(トヨタ自動車)組と決勝戦で激突。フルセットゲームの末敗れ、優勝を逃した長谷川/坂口組は悔しさをにじませていた。

しかし、落ち込んでいる時間はない。長谷川/坂口組は大会終了翌日にパリ五輪の予選となる「AVCアジアコンチネンタルカップ オリンピックアジア大陸予選 第1フェーズ」に挑むため、中国に出発。「マイナビワールドチャレンジ賞」の賞金を活動資金に充て、海外で強化してきた成果を見せてほしいものである。


▲男子受賞を果たした長谷川/倉坂組

男子は、前半5戦を通してコンスタントに上位に食い込み、4646ポイントを獲得した長谷川徳海/倉坂正人組が、「マイナビワールドチャレンジ賞」を獲得した。2大会ぶりに決勝進出を果たし、好敵手たちを押さえて優勝。ダブル受賞を達成した。

2位には、第5戦まで逆転優勝の可能性を残していた庄司憲右(ハウスコム)/池田隼平(カブト)組。最終戦の準決勝で長谷川/倉坂組に敗れ、3800ポイントに終わり2位にとどまった。
今季のマイナビジャパンツアー第3戦から参戦した石島雄介(トヨタ自動車)/髙橋巧(ANAあきんど)組は、怒濤の2連勝を遂げるが、届かなかった。


▲2位に終わった庄司/池田組

長谷川は「今大会は久しぶりに優勝を味わい、『マイナビワールドチャレンジ賞』は昨年の『前半期』に続いて今年も受賞することができた。アスリートにとって活動費の確保は死活問題。いつも応援してくださるマイナビさんには感謝しております。次戦も優勝を目指してがんばっていきたい」と喜びを語った。

9月1日(金)からの「第6戦都城大会 第24回ビーチバレー霧島酒造オープン」よりマイナビジャパンツアーの後半戦が幕を開ける。