灼熱のビーチでベスト4決定。 ジャパンツアー第5戦行橋大会。
国内最高峰ツアーの5戦目となる「ジャパンビーチバレーボールツアー2018 第5戦 行橋大会」第1日目が7月15日(日)、福岡県行橋市の長井浜海水浴場で開催された。
2015年にジャパンツアーの転戦地として仲間入りを果たし、今年4回目の開催を迎えた行橋大会。例年、高校生の大会や一般愛好者の大会を同時開催し、地元のB級グルメや名産をふるまった飲食店ブースが立ち並び、大会当日は多くの人で賑わってきた。
行橋市の田中純市長は、昨年の閉会式で長井浜のビーチ施設の整備していくことを公言しその1年後、トイレやシャワーを完備したクラブハウスを建設した。その田中市長の開会宣言によってスタートした今大会。最高気温34℃に到達した灼熱のビーチで男子16チーム、女子13チームが出場し、男女予選とプール戦が行われた。
女子のベスト4進出チームは、第1シードの西堀健実(トヨタ自動車)/草野歩(パソナ)組、前回南あわじ大会に続いて鈴木千代(クロス・ヘッド)/村上礼華(松山東雲女子大学)組、3回目のベスト4入りを果たした石坪聖野 (at home)/柴麻美(帝国データバンク)組と開幕戦以来のジャパンツアー出場で2回目のベスト4入りを果たした永田唯(スポーツクラブNAS)/熊田美愛(リソースフォレスト)組だった。
女子第1シードの西堀/草野組は、幅口絵里香(オーイング)/坂口由里香(オーイング)組にフルセットに持ち込まれる展開となったが、第3セットは幅口/坂口の堅い守備を草野が力強いスパイクで打ち破り、2-1(2(21-12,18-21,15-9)1と勝利。2勝で準決勝に駒を進めた。
西堀/草野組相手にフルセットゲームに持ち込んだ幅口/坂口組
男子のベスト4は、前回大会で初優勝に輝いた髙橋巧(フリー)/石島雄介(トヨタ自動車)組、準優勝の村上斉(ADI.G)/倉坂正人(三菱オートリース)組、そして今シーズンペアとして初のベスト4入りを果たした畑辺純希(ウィンコーポレーション/島田桃大(CTカンガッソ)組、土屋宝士(オーイング)/道木優輝(SAND)組だ。
プールCの土屋/道木組は、予選からの出場で今大会ワイルドカードを獲得したマレーシアのRaja・Nazmi/Rafi・Asruki組に2-0(21-14,21-18)で勝利。初日に3勝し、今シーズン初の準決勝進出を決めた。
畑辺/島田組vs西村/横森組
またプールCには、今大会違うペアとエントリーした西村晃一(WINDS)の姿があった。パートナーは23歳、アメリカと日本のハーフの横森剣太郎(WINDS)。「2年前から知っていてその都度、アメリカで練習してきた。高さもあるし素材はいいが、まだ経験が浅い。これからに期待したい」と西村が振り返るように、ネット際で伸びやかなジャンプ力を見せたが、攻守ともにコンビが合わず、2敗を喫した。
明日16日(祝・月)は、朝9時から女子の準決勝が行われる。