お知らせ

2025年 新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。

謹んで新年のごあいさつを申し上げますとともに、本年も皆さまにとって素晴らしい年になりますことを心よりお祈り申し上げます。

昨年はパリ2024オリンピックを始め、様々な場面で選手たちにご声援をお送りいただきありがとうございました。弊会は昨年4月に2028年までの中期経営計画と新しいブランディングを発表し、弊会は新たなスタートを切りました。より強くより広く、バレーボール界さらには日本全体をつなげていくという思いを込めエンブレムを一新し、バレーボール男女日本代表はもちろん、ビーチバレーボール日本代表やアンダーエイジカテゴリー日本代表など、種目や世代を問わず同じデザインのエンブレムを使用することで、さらなる一体感を持って歩みを始めました。さらに、アジアバレーボール連盟の理事に就任し、会長就任当初から掲げていた国際交渉力の強化において、国際バレーボール界における日本のプレゼンス向上につながったと感じています。中期経営計画で掲げた代表強化、競技普及、社会貢献、マーケティングの4つの柱をもとに日本のバレーボール界の発展に向けて、より一層チーム、職員一同、一丸となって活動を続けてまいりますので、引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします。

昨年は日本代表の集大成となる1年でした。初めて福岡県で開催された「バレーボールネーションズリーグ2024」では多くの方にアリーナに足を運んでいただきました。会場だけでなくテレビや配信からも熱い声援をいただいた日本代表は男女とも躍進し、男子は前年を上回る銀メダルを獲得し、2年連続で表彰台へ。女子も予選ラウンドを終えた時点での世界ランキングによりパリ2024オリンピックの出場権を獲得すると、ファイナルラウンドではブラジルを破り、銀メダルを獲得しました。国際バレーボール連盟(FIVB)主催国際大会で10年ぶりのメダルとなりました。そして迎えたパリ2024オリンピック。男子はコーチ時代を含め8年間指導してきたフィリップ・ブラン監督のもと、そして女子は眞鍋政義監督のもと戦った日本代表は、メダル獲得という目標を叶えることはできませんでしたが、連日日本を熱くさせる試合を見せてくれました。

さらにアンダーエイジカテゴリーでも素晴らしい結果を残してくれました。男女U18日本代表が今年開催されるU19世界選手権大会への出場を決め、U20日本代表も男女そろってU21 世界選手権大会の切符を獲得しました。さらに女子U17日本代表は8月にペルーで行われた「2024女子U17世界選手権大会」で銀メダルを獲得するなど、若い世代も世界を舞台に活躍しました。

ビーチバレーボールに目を移すと、昨年6月に開催された「2024コンチネンタルカップ パリオリンピックアジア大陸予選 第3フェーズ」で優勝に貢献した、長谷川暁子/石井美樹組がパリ2024オリンピックに出場し、女子日本代表チームでは24年ぶりに決勝トーナメントに進出しました。国内では「ジャパンビーチバレーボールツアー2024」において、北は青森県、南は宮崎県と全国の都市で10大会を行いました。第4戦の立川立飛大会では初めてナイターで開催するなど、ビーチバレーボールの新たな可能性を感じました。

本年はロサンゼルス2028オリンピックへ向けた始動の年となります。新たなスタートを切る日本代表を引き続き全力でサポートしていくとともに、バレーボール界全体が更なる飛躍を遂げるよう努めてまいりますので、皆さまの温かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2025年元旦
公益財団法人日本バレーボール協会
会長 川合 俊一