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JOCカップ 男子は東京が2大会ぶり8度目、女子は京都が初優勝

JOCカップ 男子は東京が2大会ぶり8度目、女子は京都が初優勝

 JOCジュニアオリンピックカップ 第38回全国都道府県対抗中学バレーボール大会の男女決勝が12月28日(土)、Asueアリーナ大阪(大阪市港区)で行われ、女子は京都が初の、男子は東京が2大会ぶり8度目の優勝を果たし、大会は幕を閉じました。
 女子は今年の第27回全国ヤングクラブ大会を制した大井ヤングクラブを中心とした京都が勝ち上がります。決勝では昨年度の全国中学生選抜・大雲舞子選手を軸に高身長選手がそろう東京と対戦。高いブロックが立ちはだかりますが、山田陽和選手と浪江心夏選手がセンターエリアから攻撃を仕掛けていくスタイルを貫き、ストレート勝ちで初の頂点に立ちました。他チームと比べて地域クラブで活動する選手が比較的多く、全日本中学校選手権に出場するような選手が並ぶ相手に対して「やることをやれば勝負できる。乗り越える力を身につけてくれたことをうれしく思います」と西川正英監督は誇らしげに語りました。

 男子は今夏の全日本中学校選手権大会を制した安田学園中を筆頭に数多くの実績を残している名門校から選出された選手がずらりと並んだ東京が、他を圧倒する戦いぶりで2大会ぶりの決勝に進出します。対するは強力なエースを要する大阪南。第1セットは2点リードしたまま試合を進め、一度はセットポイントをにぎられるも高さを活かしたブロックで最後はひっくり返すと、続く第2セットは平方大翔選手が高い決定力で得点を重ねて大阪南の追撃を許さず、ストレートで勝利し8度目の優勝に輝きました。「バレーボール指数が高い選手たちがそろいました。負けなくてよかったです」と話す堀江滋監督の表情からは喜びと同時に安堵にも似た感情が見て取れました。

 なお本大会に出場した選手の中から、最も将来が期待される選手に贈られる「JOC・JVAカップ」に、女子は大雲舞子選手(身長183㎝/東京)、男子は田中洸選手(身長194㎝/鹿児島)が選ばれました。

◆女子最終順位
優勝:京都
準優勝:東京
第3位:茨城、大阪北

◆男子最終順位
優勝:東京
準優勝:大阪南
第3位:熊本、静岡

(文責・写真提供:坂口功将)

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大会概要

男子決勝トーナメント戦 試合結果

女子決勝トーナメント戦 試合結果