JVAバレーボールコーチカンファレンス2024を開催

公益財団法人日本バレーボール協会（JVA）は12月8日（日）に、「JVAバレーボールコーチカンファレンス2024」を開催し、バレーボール指導者や加盟団体指導普及委員長など約120名が参加しました。

今回のカンファレンスは、有資格者やバレーボール指導者のみならず、バレーボールに関わる全ての人に指導とは何かを考えるきっかけを創出することをテーマに、JVAが新たに立ち上げた企画です。

カンファレンスの冒頭、川合俊一会長は「（自身）が会長就任以降、最も大切なことは指導普及であると話してきた。選手が自発的にバレーボールに取り組み、子どもたちに選ばれるスポーツになれるように、関係者が一丸となってバレーボール界を盛り上げていきたい」と決意を込めました。

カンファレンスは4部構成で実施され、1部では「指導現場における暴力行為等通報窓口について（劉セビョク／弁護士）」と題して、通報窓口の運用現状について伝えられました。
2部では「公益財団法人日本サッカー協会の取組事例（今井純子／公益財団法人日本サッカー協会　リスペクト委員会　委員長）」というテーマで、日本サッカー界の先進的な取り組みの状況や、「しない」「させない」「許さない」という暴力暴言の根絶方針などが共有されました。社会的・法的な背景や、異なる競技の視点をバレーボール界でどのよう生かすことができるについて考えを深める受講者の姿が見られました。
続く3部では、「パリ2024オリンピックまでのロードマップ（南部正司／パリ2024オリンピック 男子強化委員長）」が海外からオンライン形式で登壇し、この夏の躍進の舞台裏について試合映像を交えながら解説しました。
最終4部では、「女性アスリートを指導する上での基礎知識　―1252プロジェクトを通して―（伊藤華英／一般社団法人スポーツを止めるな代表理事・最上紘太／一般社団法人スポーツを止めるな共同代表理事）」というテーマで、女性特有の課題に対する知識や対策を学ぶ時間となりました。身近でありながら見識を深める場が不足している「生理×スポーツ」について、女子アスリート指導の見識を深めるきっかけが提供されました。

本カンファレンスの内容については、期間および内容を限定して映像配信を予定しております。詳細は決定次第改めてご案内いたします。