日本は銀メダル獲得 2024女子U17世界選手権大会
8月17日(土)にリマ(ペルー)で開幕した「2024女子U17世界選手権大会」が24日(土)に最終日を迎えました。
予選ラウンドから準決勝まで6戦全勝で勝ち上がってきたバレーボールU17女子日本代表チームは、昨年開催された「第1回アジア女子U16選手権大会」の決勝で対戦した中国と本大会の初代チャンピオンの座を懸けて対戦し、セットカウント0-3(19-25、22-25、18-25)のストレートで敗れ、本大会を準優勝で終えました。
第1セット序盤は互いにサーブミスが続きリズムを掴むことができない展開でのスタートに。ブロックポイントなどでブレイクした中国に5-9とリードを許しますが、溝上愛那選手のBクイックや中山沙也選手と工藤光莉選手のスパイクで切り返し、2点差まで詰め寄ります。しかし、そこから点差は縮まらず、20-25でこのセットを落としました。
第2セットはスタートから工藤選手の2連続スパイクポイントや中山選手のサービスエースで得点を重ね、3-1と日本がリードします。しかし、高さあるスパイクを打つ中国に逆転を許してしまいます。熊谷苺花選手のBクイックなどで日本も応戦しますが、中国の力強いスパイクに押され22-25で第2セットを奪われます。
後がない第3セットは、互いにアウトサイドヒッター陣がスパイクを決め、7-7までサイドアウトの応酬になりますが、先に流れを掴んだ中国に4点のブレイクを奪われ、8-13とリードを広げられます。日本はコースを突く強いサーブで攻めますが、中国の打点の高いスパイクやスパイクレシーブからの速い攻撃に押され、14-20で終盤に突入します。中山選手や熊谷選手、工藤選手のスパイクなどで18-22まで追い上げを見せましたが、最後は中国に3連続失点を喫し18-25で敗れました。
決勝戦に先駆けて行われた3位決定戦では、イタリアがチャイニーズタイペイにセットカウント3-1(19-25、25-17、25-20、25-22)で勝利しました。
また、決勝後に発表されたドリームチームに、U17女子日本代表からはベストアウトサイドヒッターに中山沙也選手、ベストリベロに仙波こころ選手が選出されました。
今後の活躍が期待される若き選手たちに、引き続きご注目ください。
写真提供:Volleyball World