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第54回全日本中学校バレーボール選手権大会が開幕 5年ぶりの開会式で健闘誓う

第54回全日本中学校バレーボール選手権大会が開幕 5年ぶりの開会式で健闘誓う

 今年で第54回目を迎える全日本中学校バレーボール選手権大会が8月22日(木)、セーレン・ドリームアリーナで開幕しました。2019年の第49回大会以来に実施された開会式では、各都道府県・各ブロックの予選をみごとに勝ち抜いた男女計72チームが一堂に介し、まさに“これぞ全国大会”と呼ぶにふさわしい光景となりました。

 開会式では全チームがアリーナの後方にそろった状態から、呼ばれたチームごとに行進して整列する形式がとられ、その後、公益財団法人日本中学校体育連盟バレーボール競技部の小澤秋仁部長が開会を宣言。続いて、出場全チームを代表して開催地の福井県代表の至民中学校男子の太田翔キャプテンと同校女子の桑野茉凜が選手宣誓を行いました。太田キャプテンは「今年は北陸新幹線が開通し、福井にとっては新たな始まりの年。新幹線のように私たちもスピードと正確性を持ってプレーし、一つ一つのパスやスパイクに全力を尽くします」とユニークな言葉を用い、また桑野キャプテンは「全国の中学生たちが憧れているこの大会に参加できることの喜びを胸に、オリンピックに負けないくらいに盛り上がるプレーをお見せします」と力強く、それぞれ思いを述べました。

 また指導者宣誓は福井県女子代表の福井工業大学附属福井中学校から大谷茜監督が行い、「いっさいの体罰、そして暴力、暴言を許すことなく、選手の人格を尊重することに務め、選手とともに練習で励まし合い、試合に負けて涙したり、ともに喜びを分かち合ったりする日のことを忘れず、一試合でも一日でもバレーボールができることに感謝して愛を持った指導をすることを宣言します」と高らかに述べ、場内からは選手宣誓と同様に温かい拍手が送られました。

 大会は男女ともにセーレン・ドリームアリーナ、福井市体育館で23日(金)に予選グループ戦、24日(土)に決勝トーナメントの一回戦から準々決勝が行われ、最終日の25日(日)に準決勝、決勝が実施されます。
 各都道府県の中学校、クラブチームが集い、日本一を決めるこの舞台で日頃の練習の成果を発揮し、白熱した戦いを演じてくれることを願うばかりです。

(文責・写真提供:坂口功将)

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