女子日本代表チーム、ケニアにストレートで勝利し今大会初の白星 パリ2024オリンピック
「第33回オリンピック競技大会(2024/パリ)」(以下、パリ2024オリンピック)の女子バレーボール競技がパリ南アリーナ1で行われています。
8月3日(土)、バレーボール女子日本代表チーム(試合前のFIVB世界ランキング7位)は予選ラウンド最終戦、ケニア(同20位)と対戦しセットカウント3-0(25-17、25-22、25-12)のストレートで勝利し、今大会初の白星をあげました。
準々決勝進出のために負けられないケニアとの一戦。日本は立ち上がりから石川真佑選手のスパイクや岩崎こよみ選手の連続サービスエースで7-1とリードを奪い、幸先のいいスタートを切ります。その後も福留慧美選手らを中心とした守りでリズムを掴み、古賀紗理那選手や林琴奈選手らが得点を重ねて11-4。岩崎選手と山田二千華選手のコンビも冴え13-5と大きくリードします。終盤も小島満菜美選手の安定したサーブレシーブから日本らしいコンビバレーを繰り出し、最後は途中交代でコートに入った宮部藍梨選手が決め25-17で第1セットを先取します。
第2セット、序盤は互いに点を取り合う展開に。古賀選手の技ありスパイクや福留選手の好レシーブから石川選手のブロックを破るスパイクなどで連続得点を奪い9-6とリードします。相手のブロックや日本のミスが重なり、13-14と一時はケニアに逆転を許してしまいますが、その後は両チームがそれぞれの持ち味を発揮し一進一退の攻防が続きます。21-20と日本が一歩リードし終盤を迎えると、ケニアの攻撃を凌ぎ25-22で2セットを連取します。
第3セット、2セット目の途中からコートに入った関菜々巳選手と宮部選手をスタートから起用します。石川選手の強烈なスパイクで最初の得点を奪うと、山田選手のブロックなどで5-1とします。サーブで相手を崩し、堅い守りでリズムを作る日本のバレーを展開し、9-3とさらにリードを広げます。その後も日本のペースで試合が進み、12-5とリードを保ったまま中盤を迎えます。関選手と宮部選手のコンビも完璧に決まり、クイックが生きることでサイドからの攻撃も決まり、チーム全体の攻撃に幅が生まれた日本は20-8と大きくリードを奪い終盤戦へ。最後は相手のミスで25点目を奪った日本が25-12で第3セットを制し、ストレート勝ちを収めました。
予選ラウンドを1勝2敗で終えた女子日本代表チームは、フランス時間8月4日(日)に行われるアメリカ対フランスの試合で、フランスがセットカウント3-0で勝利した場合、準々決勝進出が決定します。
関連リンク
FIVB世界ランキング (Volleyball Worldウェブサイト)