パリ2024オリンピック 男子日本代表チーム アルゼンチンに3-1で本大会初勝利
「第33回オリンピック競技大会(2024/パリ)」(以下、パリ2024オリンピック)の男子バレーボール競技がパリ南アリーナ1で行われています。
バレーボール男子日本代表チーム(試合前のFIVB世界ランキング5位)の予選ラウンド第2戦は31日(水)、アルゼンチン(同8位)と対戦しセットカウント3-1(25-16、25-22、18-25、25-23)で本大会初勝利となりました。
アルゼンチンとの一戦は石川祐希選手のサーブでスタート。関田誠大選手のワンハンドトスから髙橋藍選手が決めます。さらに西田有志選手のサービスエースや髙橋藍選手のショートサーブなど、緩急を付けたサーブで攻めていきます。アルゼンチンも日本のブロックを利用した攻撃でポイントを重ね、序盤は一進一退の攻防に。山本智大選手が繋ぎ、長いラリーを小野寺太志選手のクイックで決め、流れを掴んだ日本。西田選手の連続サービスエースで12-9としたところでアルゼンチンがタイムアウトを要求します。髙橋藍選手や山本選手の好レシーブから西田選手、石川選手らが決め18-13とリードを広げます。アルゼンチンも粘り強いレシーブから反撃を試みますが日本の勢いは止まらず、25-16で第1セットを先取します。
第2セットは序盤からアルゼンチンのサーブが走り0-3としたところで日本が早々にタイムアウトを要求します。流れを変えるために甲斐優斗選手をコートに投入しますが、アルゼンチンの多彩な攻撃に押され6-12と大きく離されてしまいます。それでも関田選手の強気なトスで髙橋藍選手や石川選手らが決め、徐々に点差を縮めていきます。山本選手のブロックカバーから石川選手が強烈なバックアタックを決め16-17と1点差まで詰め寄ると、石川選手のフェイクセットから西田選手が決めて同点に追い付きます。関田選手のブロックでマッチポイントを握り、最後は石川選手の相手ブロックを利用したスパイクで25-22とし、セットを連取します。
続く第3セットはアルゼンチンが先に流れを掴みます。山内晶大選手のクイックで長いラリーを制した日本は、髙橋藍選手のバックアタックなどで反撃し9-10と1点差まで追い上げますが、相手のサービスエースなどで3連続失点を喫します。徐々に点差を広げられ、13-19としたところで大塚達宣選手と宮浦健人選手をコートに投入。その大塚選手や宮浦選手が強烈なスパイクを決めますが、18-25で第3セットを奪われます。
第4セット、アルゼンチンが先行する展開になるかと思われましたが、石川選手のブロックから日本が流れを掴み10-8とします。13-13と同点に追いつかれますが、小野寺選手や髙橋藍選手のブロックで16-13と再びリードを奪います。小野寺選手のクイックや髙橋藍選手のショートサーブで攻め続け、山内選手のクイックで日本が先に20点台に乗せます。終盤は競り合う展開になりますが、髙橋藍選手のレフトからのスパイクでセットポイントを握ると、最後は宮浦選手のブロックアウトで25-23とし、セットカウント3-1で勝利しました。
男子日本代表チームの次戦は現地時間8月2日(金)にアメリカとの予選ラウンド最終戦に挑みます。
<次戦>
8月2日(金)21:00(日本時間翌4:00) 日本×アメリカ
NHK 総合、NHK Eテレで放送予定
関連リンク
FIVB世界ランキング (Volleyball Worldウェブサイト)