第6回全日本ビーチバレーボールU-23男女選抜優勝大会　男子は日本体育大学、女子は京都橘大学が優勝

「ビーチバレーボールNEXT2024 第6回全日本ビーチバレーボールU-23男女選抜優勝大会」が7月19日（金）、20日（土）、21日（日）、兵庫県明石市大蔵海岸公園海水浴場にて開催されました。

この大会は、全国各ブロックで選抜された大学・高校が出場する国内唯一の全国大会です。男女各36チームが一堂に会し、予選グループ戦、決勝トーナメントが行われ、U-23チャンピオンの座を争いました。

初日、2日目に行われた予選リーグ戦、決勝トーナメントの準々決勝までは28点1セットマッチ。最終日は準決勝、決勝から3セットマッチで行われ、梅雨明け寸前の暑さに見舞われる中、選手たちは戦いの火花を散らしました。

男子において決勝進出を果たしたのは、日本体育大（冨田昂馬/溝端拓真）組と国士舘大（今井駿世/坂東巧望）でした。
日本体育大は、昨年の「全日本ビーチバレーボール大学選手権大会」の覇者。冨田選手が「1日目、2日目は調子が上がらず、パートナーに助けてもらい、最終日はいい状態でプレーできました」と振り返るように、準決勝では神戸学院大（小嶋泰史/佐々木勝啓）組を2-0（21-18，21-14）と危なげなく勝利しました。

決勝戦でも、「関東ビーチバレーボール大学選手権大会」で優勝した国士舘大に対し、溝端選手のブロック、冨田選手の強烈なスパイクなどで空中戦を制すと、2-0（21-15，21-17）で振り切り、優勝を決めました。
溝端選手は、昨年よりも「プレーの精度が上がっている」と手応えを感じながら、目線はすでに8月6日から開幕する「全日本ビーチバレーボール大学選手権大会」へ向いていました。

「『2連覇』という文字が自分たちにとって壁にならないように、精神面を充実させたい。しっかり地に足をつけてチャンレジャーという意識を持って一からチームで話し合って試合に臨んでいきたいです」（溝端選手）

3位決定戦は、日本体育大（濱口蒼太/美保幸輝）と前出の神戸学院大が対戦。日本体育大が、2-0（21-17，21-14）と勝利しました。

男子優勝の日本体育大学

女子の決勝戦は、松山東雲女子大（江原あかり/鏡瀬里奈）と京都橘大（石原泉/久岡千夏）の対戦となりました。
京都橘大は、2022年に学内にビーチコートを創設。昨年は、「全日本ビーチバレーボール大学選手権大会」でベスト8に入るなどメキメキと力をつけていましたが、今回初の全国大会決勝進出を果たしました。

対する松山東雲女子大は、4年の江原選手、1年の鏡選手のペア。「関東大学バレーボール選手権大会」で優勝した日本大（和田みちか/齋藤夏瑞）を1回戦で破るなど、勢いを見せていました。

目下成長中の両チームの戦い。「サーブで攻めることができて波に乗れた」と京都橘大の石原選手が振り返るように、序盤から京都橘大が流れを引き寄せました。
松山東雲女子大も、「4年と1年には思えないほど仲がいいです」（鏡選手）と胸を張るほどのチームワークを見せて粘りますが、第1セット、第2セットともに及ばず。京都橘大が2-0（21-17，21-15）と初優勝に輝きました。

関西ビーチバレーボール大学選手権では不調だったと話す久岡選手は、「関西インカレでは動きが小さくなってしまったのですが、今回はスイングも振っていけてダイナミックにプレーできました。全日本インカレでも日本一を目指します」と笑顔を見せました。

3位決定戦は、日本体育大（牧悠菜/谷口心）と愛知淑徳大（柱川こなつ/渋谷真央）が対戦し、日本体育大が2-0（21-18，21-9）と勝利しました。